2010/6/13     vol.054               http://umareru.jp/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◇◆◇◆ドキュメンタリー映画「うまれる」メールマガジン◆◇◆◇◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※ このメールマガジンは、サイトからご登録いただいた方、当映画製作
のスタッフ及び、株式会社インディゴ・フィルムズのクルーが名刺
交換をさせていただいた方にお送りさせていただいております。
ご不要の方は、お手数ですが末尾にございますページより解除を
お願いいたします。ありがとうございます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

こんにちは!
企画・監督の豪田トモとプロデューサーの牛山朋子です。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【完成前試写会終了】ありがとうございました!でも悩んでいます。。。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

先週いっぱいかけて、合計100名近くの方に、完成前の本編を
ご覧いただきました。

考えて考えて、魂を込めてつくってきた監督にとってみたら、
完成前にお見せして意見を聞く、ということは、
本当に怖い作業。。。。

途中で寝ちゃう人が出たらどうしよう、感想に
「つまらない」「最低」なんてことを書かれてしまったら、
立ち直れないはず。

そういうリスクも分かってはいましたが「より良い作品にしたい」
という気持ちから、敢えてチャレンジさせていただきました。

結果は、ほとんどの方が感動の涙を流され、採点としては、
平均85点。まだまだ完成されていないことを考えたら、
まずまず、の点数をいただいて、ホッとしました。


ただ、50点、をつけた方がいらっしゃったり、
「イメージと違った」と書かれる方もいたり、
監督が特に思い入れのあったシーンに対して、
「なんでこんなシーンがあるのか分からない」
という意見を言われる方もいて。。。。


自分で「率直な意見を」と言っていたくせに、
監督の豪田は、試写の終了後は毎回、
お酒を飲まずにはいられなかったようです(笑)。


本当にいろいろな意見がありましたので、混乱するのは
簡単ですが、伝えたいメッセージ、中核にある芯の部分は
絶対にブレない監督なので、心配はしていません。

自分の間違いを認めるのは、どの監督も難しいものだと思いますが、
彼はスパッと修正して、前より良いものにしてしまうのです。


彼が特に悩んでいるのは、
この映画を2010年の観客に満足いただけるものにするのか、
それとも、10年後の事を考えた編集にするのか。。。
という点のようです。


今は修正箇所を洗い出しているところですが、参加者の皆様には、
スタッフが気づかなかったところをたくさん指摘いただいていて、
本当に本当に感謝です。


豪田の寿命は少し短くなったかもしれませんが(笑)、
テスト試写を実施して本当に良かったと、本人も言っておりました。


これから完成までが、本当の正念場なのかも。
一人でも多くの方に、「うまれる」のメッセージが届きますように。


完成までの陣痛はまだまだ続きます。。。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【製作の現場から】 米子へ再び
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

実は、先ほど、鳥取県米子市から東京にもどってきました。

最後の編集に向けて、追加撮影をしているのですが、
今週末は、米子にあるミオファティリティクリニックという
日本でも有数の不妊治療クリニックで働いている、陽子さんに
会いに行ってきました。

陽子さんは、8年間の不妊治療を経た上で、
旦那さまと2人の人生を選んだ方。

今は、もう子どもを産むことはできない、という事実を
受け入れていますが、まだ我が子を自分の腕で抱いてみたい、
という夢は捨てきれないとおっしゃっています。

彼女が、どんな気持ちの変化をしながら、今何を思って
人生を謳歌しているか、ぜひ本編を楽しみにしていてください。

今回は、どうしても撮影をさせていただきたい、と思っていた
シーンを、撮らせていただきました。


さて、そんな中、今回、撮影の合間に、少し面白い考え方を聞きました。

ウソか本当かは誰も証明できることではないのですが、
子どもたちがお母さんのおなか中にいた時の記憶や、
おなかにくる前の記憶(!)がある、という胎内記憶。

映画「うまれる」の本編でも、子どもたちの面白くて、癒される
様々な証言も登場しますが、もともと、監督の豪田トモがこの映画を
つくるきっかけもこの胎内記憶との出会いが発端です。

★ 豪田トモのこの映画をつくるきっかけ
http://k.d.combzmail.jp/t/ld83/90xsenw0ngzoqr12l6


でも、この「パパとママを選んできたよ」という考え方、
もちろん、疑問もあります。

戦争を行っている国で産まれる子もいるし、虐待を受ける子も、
たくさんいる。堕胎をしてしまうお母さんのところにくる子は
いるのに、なぜ、赤ちゃんにきてほしい、と強く願っている
不妊治療をがんばっているお母さんのところに
やってきてくれないのか...?


そんな話をしていたら、

「治療をしている人たちは、『なぜ、私は選ばれないの...?』と
悲しい気持ちになるかもしれないけれど、しかたのないことなの。

赤ちゃんがほしいよー、と思っているカップルの数と、
雲の上にいる赤ちゃんの数のバランスが合っていないだけなんだから。
雲の上でも“少子化”なんだと思う(^^)」

と陽子さん。

なるほど!

今の日本だけじゃなくて、雲の上でも少子化!とは。

そんな中、パパとママのところに行きたい!と
並んでいる赤ちゃんたちの交通整理に時間がかかってしまって
いるのかもしれませんね。

現在治療している方たちは、全国で約50万人(治療の中でも、
高度な医療である体外受精をされている方のみの数字なので、恐らく、
治療をしている人は、倍以上、100万人は超えているかと思います)。

私たちも、つらく苦しい気持ちでがんばっている方のお話を
たくさんお聞きしました。

この「うまれる」という映画を通じて、少しでも、赤ちゃんがほしい、
という夢を叶える努力が楽しくなって、周りからも応援してもらえる
ような環境になれば、と思います。


そのためにも、最後の編集、がんばっていきます。
帰りの飛行機の中で、さらにやる気がわいてきました。


★ ミオファティリティクリニック 見尾先生のインタビューなど
http://k.d.combzmail.jp/t/ld83/90xsfnw0ngzoqr12l6


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【募集】第3回イベントの募集を開始しています!
パネリスト決定:つるの剛士さん・三砂ちづる先生・大葉ナナコさん
http://k.d.combzmail.jp/t/ld83/90xsgnw0ngzoqr12l6 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

『家族記念日』というテーマで、第3回のイベントを開催します。

毎回盛り上がるパネルディスカッションには、映画本編の
ナレーションを担当していただく、つるの剛士さん、
バースコーディネイターの大葉ナナコさんに加え、
「タッチハンガー」や「オニババ化する女たち」の著者である


【三砂ちづる先生】


においでいただくことになりました。

「家族の絆」について、笑いあり、涙あり、の
深い深い時間になりそうです。

お楽しみに★


◆イベントの詳細/お申し込みはこちらから◆
http://k.d.combzmail.jp/t/ld83/90xshnw0ngzoqr12l6 


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
映画「うまれる」ではこんな方たちを募集しています!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

□サポーター
http://k.d.combzmail.jp/t/ld83/90xsinw0ngzoqr12l6

□ボランティア応援団
〜映画「うまれる」を100万人に見てもらいましょう!プロジェクト〜
http://k.d.combzmail.jp/t/ld83/90xsjnw0ngzoqr12l6

□第3回イベント「家族記念日」(ゲスト: つるの剛士さん他)
http://k.d.combzmail.jp/t/ld83/90xsknw0ngzoqr12l6

□Twitterで「うまれる」を実況生中継しています。
http://k.d.combzmail.jp/t/ld83/90xslnw0ngzoqr12l6

□mixiコミュにご参加ください!
「うまれる」ということについて考えていきたいと思っています。
http://k.d.combzmail.jp/t/ld83/90xsmnw0ngzoqr12l6

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◇◆◇出産ドキュメンタリー映画「うまれる」メールマガジン◇◆◇◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□発行者:うまれるパートナーズLLP
□映画「うまれる」ホームページ:http://umareru.jp/
□YouTubeチャンネル:http://www.youtube.com/user/umarerumovie
□お問い合わせ先:info@umareru.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□本メールマガジンの著作権は発行者・執筆者に帰属しておりますが、
「世のため、人のため」とご判断された場合は、出典先を明らかにした
上でご自由に転送、転載、回覧していただいて構いません。
ただし、このメールマガジンの記載記事及びデータにより、いかなる損
害が生じた場合も、当方では一切の責任を負いかねます。
ご了承の上ご購読下さい。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□メールマガジンのお届け先アドレスの変更・配信停止は、
恐れ入りますが、下記ページより行ってください。
 http://umareru.jp/mail/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright (c) 2009 UMARERU LLP, All rights reserved