2010/2/28     vol.041               http://umareru.jp/
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◆◇◆◇出産ドキュメンタリー映画「うまれる」メールマガジン◇◆◇◆
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※ このメールマガジンは、サイトからご登録いただいた方、当映画製作
のスタッフ及び、株式会社インディゴ・フィルムズのクルーが名刺
交換をさせていただいた方にお送りさせていただいております。
ご不要の方は、お手数ですが末尾にございますページより解除を
お願いいたします。ありがとうございます。
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こんにちは!

映画「うまれる」製作スタッフの豪田トモと牛山朋子です。

3月を目前に、春めいてきましたね!

私たちも、今年度11月公開目標で、編集やCG製作をはじめ、
映画館との上映交渉などなど、準備を進めていますが、秋には、
様々な「命」を考えるイベントが行われるようですね。

いろいろな方から、イベントに参加しませんか?
対談に参加しませんか?というお問い合わせをいただく
ようになりました。

できるだけ多くの方に見ていただき、「うまれる」ことを
考えるきっかけにしていただければ、と思っておりますので、
ぜひぜひ、お声がけください。

全てにお答えできるかは分かりませんが、可能な限り、
ご協力させていただければと思っています。

★ お問い合わせはこちらから:info@umareru.jp

では、今日も製作の現場からお届けします!


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TOPICS(久々に長めなので目次つけました(^^;)
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├ 【1】第2回イベント「男のお産塾」開催決定!
├ 【2】製作現場から [Part.41:誕生死を乗り越えて〜新しい命の誕生]
├ 【3】おしらせ
├ 配信リストからの削除/メールアドレスの変更


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【1】第2回イベント「男のお産塾」開催決定!
<日時:2010年4月25日(日)13時〜16時>
http://k.d.combzmail.jp/t/ld83/90g36av0kggsp4qc71
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今日は、まずはイベントのご案内です!

昨年12月5日に第1回のイベントを開催しましたが、
大変好評いただいたこともあり、第2回目のイベントを開催
させていただくことになりました。

★ 第1回「うまれるって奇跡だよね」イベントの様子
http://k.d.combzmail.jp/t/ld83/90g37av0kggsp4qc71
http://k.d.combzmail.jp/t/ld83/90g38av0kggsp4qc71

第2回のテーマは、

【男のお産塾】

です。

命が誕生する瞬間は、人生で一度きりの
最も神秘的で奇跡的な瞬間。

でも、ほとんどの男性にとって、妊娠/出産は
未知の世界ですよね。

そこで、今回は、

◆別所哲也さん(俳優:昨年初めてのお子さんを出産されました!)
◆鮫島浩二先生(さめじまボンディングクリニック医院長)
◆大葉ナナコさん(バースコーディネイター)

をお呼びして、『男のお産塾』というテーマのもと、
命の神秘と、パートナーの役割についてたっぷりとお話
していただきたいと思っています。


★ 詳細&お申込みはこちらから。
※前回は、1ヶ月前にキャンセル待ちとなりました。お早めに!
http://k.d.combzmail.jp/t/ld83/90g39av0kggsp4qc71


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【2】製作現場から [Part.41:誕生死を乗り越えて〜新しい命の誕生]
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映画「うまれる」は、既に編集作業に入っていますが、
実は、誕生を待っている赤ちゃんがまだまだいます!


今、まさに出産予定日を迎えようとしているのは、麻生沙織さん。
昨年11月にNHK「おはよう日本」で放映された時に出演されていた
ので、覚えている方もいらっしゃるかもしれません。

いつでも落ち着いて、どっしりかまえている素敵なだんなさまと、
今年4歳になるかわいいお姉ちゃんと一緒に、新しい命の誕生を、
今か、今か、と楽しみに待っています。

私たちも、3月1日が出産予定日なので、いつでも撮影に
行けるように、1週間前からお酒も飲まず(!!!)、
携帯の着信音を最大にして、待っています。

NHKのディレクターさんも一緒に取材に入る予定なので、彼女も
玄関に洋服を準備していつでも出れるように、待機しています(笑)。


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35週で亡くなってしまった“ナッキーちゃん”
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麻生さんご家族には、出産直前に亡くなってしまった
"ナッキーちゃん"という、もう一人のお姉ちゃんがいます。

ナッキーちゃんが産まれ、そして亡くなったのは、約2年前。


35週のことでした。


ずっと順調だった妊娠生活。
沙織さんは、その前日も、マタニティヨガに行って、
ママ友とお茶をしたり、それまでと変わらない
楽しい時間をすごしていました。

ところが、当日の朝起きると、急に高熱が上がり、
夕方には39度を越え、嘔吐と出血が始まったのです。

救急車を呼ぶものの、なかなか受け入れてくれる病院がなく、
助産師さんの協力を得ながら、しばらく探してからの搬送。

救急車の振動でか、どんどん陣痛が進み、ようやく病院に
たどり着いた時には、既に赤ちゃんの頭が出ているのが
分かるほどだったそうです。

そして、なんとか分娩台にのぼった瞬間に、胎盤ごと、
"ナッキーちゃん"は出てきました。



【常位胎盤早期剥離】でした。



【常位胎盤早期剥離】とは、赤ちゃんがまだおなかの中に
いる間に、胎盤が子宮から剥がれてしまう状態をいいます。

赤ちゃんは胎盤を通じて、栄養や酸素を取り入れているので、
胎盤が剥がれてしまうと、酸欠状態になり、
亡くなられることが多いのです。

出血が多いこともあり、母体への危険もとても高い症状です。

全妊娠の0.5%〜1%程度起こるそうで、なぜ、いつ起こる
のかは、これだけ医療が発達した現代でも、
全く予想がつかないものなのだそうです。



ナッキーちゃんは、生まれたときには、既に心拍はなく、
産声をあげることはありませんでした。



まさか自分に起こると思っていなかった出来事。
あまりに突然のことで、しばらくはその状況を受け入れられず、
悲しい、という気持ちすら起こらない状態だったそうです。

しばらくは「生まれていたら今日は○○のお祝いの日」
「生きていたらもうすぐ誕生日」と指折り数える日々。

でも、大きくなっていく姿はなく。。。。

目の前にある写真は、産まれた時のそのままの小さい姿で、
大きくなる様子を想像できないこと、そして、戸籍に名前
が残らないことが、すごく辛かったと言います。


そんな時に救いになったのが、旦那さまと上のお姉ちゃん。
落ち着いて包み込む旦那さまの優しさと、いつでも元気
いっぱいのお姉ちゃんに、沙織さんは心から癒されたそうです。

今では、

ナッキーちゃんがいたから命の大切さが分かる。
家族みんなが元気でいる事が本当の幸せなんだ。

という気持ちに変わり、お仏壇に手を合わせながら、
朝は「おはよう、今日も一日よろしくね」と挨拶をし、
寝る前は「今日も一日見守ってくれてありがとう」と
伝える毎日だそうです。


姿は見えないけれど、共に生きている。
ナッキーちゃんも一緒に新しい命を待っているのでしょうね。


12月5日に開催したイベントの際に、産科医の池川明先生が、

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どんな子どもたちも、幸せになるため、
そして親を幸せにするために、おなかに宿り、産まれてくる。

その子がたとえ数週間、数ヶ月の命だったとしても、
それは、「うまれる」ということであって、
それぞれの命を全うしてお空に帰る。

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とおっしゃっていた事が印象に残っています。


さて、まだ男の子か女の子かも分からないおなかの中の赤ちゃん。
そろそろ、やってくる準備を始めていると思います。


私たちも、楽しみに待ちたいと思います。

Twitterでお産生中継いたしますので、
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映画「うまれる」では、本作の製作・公開にあたり、
私たちと共に【命の映画】を作り、世の中に広めていただける
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