2009/8/2     vol.011               http://umareru.jp/
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◆◇◆◇出産ドキュメンタリー映画「うまれる」メールマガジン◇◆◇◆
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お願いいたします。ありがとうございます。
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こんにちは!

映画「うまれる」製作スタッフのTOMOと牛山朋子です。

先週は、企画/監督のTOMOは、映画の構成を集中して
練ろうと厚木にあるホテルに缶詰になる予定でした。

しかし。。。
ホテルにチェックインして2日目の夜、今日も一日頑張ったし、
ちょっとお酒を飲んで寝ようかな〜、、、なんて思っていた
1時過ぎに電話が。

「陣痛が5分間隔になっています!」

ええええ〜〜〜〜!!!!!!!!

ここ数ヶ月取材を続けていた妊婦さんの
予定日より1週間以上早い陣痛の連絡!


今日は予想外の出産の現場から新しい命の誕生をお届けします。

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TOPICS
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├ 【1】製作現場から [Part.11:赤ちゃんに教えてもらった誕生の奇跡]
├ 【2】今日のおすすめ★「タッチハンガー」&「未妊」
├ 【3】おしらせ [多謝:賛助金が100万円突破しました!]
├ 配信リストからの削除/メールアドレスの変更

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【1】製作現場から  
   [Part.11:小さな赤ちゃんに教えてもらった誕生の奇跡]
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今回、出産されたのは、お2人とも同じ会社で働きながら、
かわいい2歳の男の子と一緒に暮らしている、
竹内康二さん&早希子さんご夫妻。


今回は、第2子の出産です。

康二さんは、奥さんの反対をおしきってまでも(笑)、
育休を取得するほど育児を満喫している、子ども大好きパパ。

今回のお産でも、息子のまさき君と一緒にお産に立ち会うことを
とてもとても楽しみにしていました。



予定日は1週間後だったものの、

「おしるしがありました。」

というメール。妊婦さんとは、明日か明後日には
赤ちゃんくるかもね、なんて話していたのですが。。。

夜中の1時。
5分おきの陣痛がきたので助産院に向かいます、という連絡。

予想外のお産の連絡だったのですが、カメラを担いで、厚木の
ホテルまで監督のTOMOを迎えにいき、ダッシュで板橋へ
向かいました。

夜中ということもあり、神奈川までもあっという間だったの
ですが、


すぐに、だんな様から電話がきて、

「血圧が高いので、助産院から病院の方に、救急車で
運ばれることになりました」

とのこと。


冷静な電話でしたが、気持ちは動揺していたと思います。



今までは、ママの体調も赤ちゃんも調子がよく、あとは
陣痛を待つばかり!と思っていたところでの搬送だったので、
私たちも、心配で心配で、ドキドキしながら、
病院に向かいました。


私たちが到着した段階では、なんとか点滴で血圧が下がり、
危険な状態は脱していましたが、血の気もなく、ぐったりした
早希子さんが、それでも徐々に強まる陣痛と闘っていました。


心配そうな面持ちの康二さんとまさき君も、早希子さんの
手をしっりと握って、声をかけています。

ドクターの「血圧は?」という声を時々聞きながらの、
助産師さんたちによるお産が続きます。

それからしばらくして、早希子さんの陣痛が一気に強く
なってきたと同時に、ママが心配になったのか、応援したく
なったのか、まさき君が、大声で泣き始めました。

心配でしかたのなかった康二さんも、涙で頬を濡らしながら、
「もうちょっとだよ、がんばれー。」と、強く強く手を握って
支えていました。


そして、陣痛が始まってからあっという間の3時間、
みんなの泣き声に後押しされながら、
かわいいかわいい女の子が産まれました。


血圧が高くなってしまい、このままではお母さんの身体も
赤ちゃんも危ない!と察した赤ちゃんが、一生懸命、
出てきてくれたのでしょう。

出産後は、ママの血圧も上がらず、出血もせず、
赤ちゃんはおっぱいをちゅぱちゅぱ飲んで、
幸せが満ちあふれる病室となりました。



出産を終えた早希子さんからメールをいただきました。


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壮絶なお産になってしまいましたが、ありがとうございました。

救急車の中では、

「どうなるのかな、もしかして私、死んじゃったりするのかな」

と、一瞬不安になりましたが、
予想外で思いもかけぬことが起こるのがお産。


元気に生まれてくるっていうことは、すごいこと。
女性は皆、命懸けで生命を産むのだと、同じ女性である
小さな赤ちゃんに教わった気がします。

きっとこの先、子育ても人生も、今回のお産がいい例で、
理想通りにいかないことはたくさんあるでしょう。
それでも乗り越えていくというのかな、
なんかいろんな意味で、得たもの大きいお産でした。

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分娩の時には大泣きをしていたまさき君も
あっという間に、お兄ちゃんの自覚ができて(笑)、

「まさきに妹ができたんだよー」

と大声で叫びながら、走り回っているそうです。


予想外の展開に、どきどきしましたが、本当に無事に
産まれてきてくれてよかった。。

お産はいつ何があってもおかしくないもの。
元気に産まれてくるのが当たり前、ではないことを、
教えていただきました。



改めて、康二さん、早希子さん、
そしてお兄ちゃんになったまさき君、おめでとう★


◆ 当日のかわいい写真はこちらからご覧ください!
http://k.d.combzmail.jp/t/ld83/80anuvx00feltcm0p7


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【2】今日のおすすめ★「タッチハンガー」と「未妊」
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今日は、2冊ほど、本をご紹介します!

1冊目は、以前ブログに書いたのですが、今でも
「すばらしかったです!」というメールをいただいたり
しますので、改めて、ご紹介します。

4年ほど前に「オニババ化する女たち」という本が話題になったのを
覚えていらっしゃる方もいらっしゃるかと思いますが、その著者である、
三砂ちづるさんの新しい書籍「タッチハンガー」です。


◆ 「タッチハンガー〜がんばり続けてなお、満たされないあなたへ〜」
  三砂ちづる 著(2009)
http://k.d.combzmail.jp/t/ld83/80anvvx00feltcm0p7


タッチハンガーとは、Touch=ふれあいにHunger=飢えている人たち、
のことで、ふれられたい、しっかり抱きしめられたいという
人としての欲求のことです。

一生懸命働いてきたけれど、ふと気づいたら、どうしようもない
孤独感に襲われてしまったり、自分で自分を抱きしめるしか
そのときのつらさを押さえることすべがなかったり。。。。

そんな女性たちが、多いのではないでしょうか?

命を産むということ、流産が意味するもの、認知症や
大切な人の死が気づかせてくれること、など、人の根源について、
三砂先生のエッセイがぎゅぎゅっと詰まっています。



もう1冊は、一生懸命働いてきた女性たちにぐぐっとくる1冊。


◆ 未妊 〜「産む」と決められない〜
 河合 蘭 著
http://k.d.combzmail.jp/t/ld83/80anwvx00feltcm0p7


身体の条件も社会的な条件も整って、本当の心はもう産みたいと
思っているのに、頭が産ませてくれない。

子どもを持つメリットは?デメリットは?
キャリアへのダメージは?

著書の出産専門のジャーナリストである、河合蘭さんは、
「産まない女」に見えるけれど、そうではなく、将来の自分には
子どもがいる、というイメージで生きている女性を「未妊」と
呼んでいます。

たくさんの選択肢の中から、仕事というものを選択し、
一生懸命働いてきたけれど、ふと気づいたら、身体のタイムリミットは
近づいている。

「産む」と決めることも「産まない」と決めることも
とても難しくて、決められないテーマ。



自分を見つめるための1冊にどうぞ。



お┃知┃ら┃せ┃★┃
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(1)ありがとうございますっ!映画の賛助金が100万円を突破〜!
  <サポーター金額合計:1,235,000円(8月1日現在)>
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映画の公式ホームページをオープンしてから約4ヶ月。
多くの方にご賛同いただき、賛助金も100万円を超えました!
ありがとうございます。

より多くの方が「産まれてよかった」「産んでよかった」と
思える映像をつくってお届けできるよう、大切に使わせていただ
きたい、と思っております。

サポーターになっていただいた方には、映画の試写会へのご招待を
はじめ、初回DVDをお渡しさせていただいたり、今後開催する予定の
イベント情報等をご提供させていただければ、と思っております。
(サポーターの種類によってご提供内容が異なります。)


歴史に残るドキュメンタリー映画を作るため、ぜひみなさんの
エネルギー、パワー、想い、サポートをお願いいたします!


◆サポーター募集については詳細はこちらから
※クレジットカードでもご入金いただけるようになりました!
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◆公式サイトのバナーをご用意いたしました!ご自由にご利用ください。
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(2)妊婦さん大募集中です!
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引き続き、出産ドキュメンタリー映画に出演してくださる
妊婦さんを募集しています!

プレママのみなさんはもちろん、今はまだ赤ちゃんがやってくるのを
待っているという不妊治療中の方、シングルマザーだけど産むぞ!と
いう方、仕事との両立やパートナーとの関係で不安な思いを
持っている、なんていう方もぜひご応募ください。

撮影をさせていただいた方には、出産当日の映像DVDやお写真
などを記念にお渡しいたします。


一緒に「歴史に残る」映画をつくりましょう★

★ ご応募はこちらから
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最後までお読みいただき、ありがとうございました!

また来週〜!


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映画「うまれる」ではこんな方たちを募集しています!
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