2009/6/28   vol.006               http://umareru.jp/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◇◆◇出産ドキュメンタリー映画「うまれる」メールマガジン◇◆◇◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※ このメールマガジンは、サイトからご登録いただいた方、当映画製作
のスタッフ及び、株式会社インディゴ・フィルムズのクルーが名刺
交換をさせていただいた方にお送りさせていただいております。
ご不要の方は、お手数ですが末尾にございますページより解除を
お願いいたします。ありがとうございます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

こんにちは!

映画「うまれる」製作スタッフのTOMOと牛山朋子です。

東京は、昼から激しい雨。
子どもたちが長靴で水たまりの中をバシャバシャ歩いて
喜んでいる姿を見ていたら、懐かしくなるだけでなく、思わず
参加したくなってしまいました(^^;

雨の日曜日ですが、今日も、「うまれる」コンテンツ
盛りだくさんでスタートです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
TOPICS
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
├ 【1】製作現場から [Part.6:産み方の選択肢〜無痛分娩〜]
├ 【2】こんな体験談が届きました [9ヶ月の尊い命]
├ 【3】おしらせ
├ 配信リストからの削除/メールアドレスの変更


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1】製作現場から [Part.6:産み方の選択肢〜無痛分娩〜]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今まで立ち会わせていただいたお産は、自宅出産や助産院での自然
分娩でしたが、現代において病院での「無痛分娩」は
外せないテーマの一つ。

無痛分娩は、きちんとした情報が少ないこともあり、

「本当に痛くないの?」
「赤ちゃんに悪影響はないの?」
「お産の痛みを感じなくても赤ちゃんに愛情がわくの?」

などなど、妊婦さんの中でもたくさん疑問が湧くテーマです。

ということで、私たちスタッフも、「無痛分娩の今」を探るべく、
日本における無痛分娩の第一人者である、
埼玉医科大学総合医療センターの麻酔科の専門医、
照井克生先生のところにお話を伺いに行ってきました。


無痛分娩とは、簡単に言うと、麻酔を注入して、
痛みを和らげるお産の方法。


もともと、心臓が弱かったり、お産に耐えられる体力のない、
身体の弱い妊婦さんのために行っていたのが始まりですが、
今では、激痛を伴うお産を敬遠する妊婦さんに広まってきています。

日本ではまだまだ事例は少なく、全体の2.8%だそうですが、
なんと!フランスでは約90%、アメリカでは約60%の妊婦さんが
無痛分娩を選択しているそうです。

この無痛分娩は、お産の痛みを和らげるだけでなく、
産後の回復が早いというメリットもあるそうですが、
もちろん反対にデメリットもあります。

麻酔を使うとはいえ、陣痛も感じられ、いきむこともできるの
ですが、おなかに力が入りきらず、どうしても最後の一踏ん張りが
しにくいために、お産が長引き、鉗子などによる
吸引出産が増えてしまうそうです。

また、非常にまれな合併症のケースとして、呼吸が苦しくなったり、
痙攣を起こしたり、強い頭痛が続く事があるようです。


日本の産科の多くは、照井先生のような専門の麻酔医師が
常時待機する、ということが難しいということもあり、
麻酔医師のいる平日の昼間に産まれるよう、陣痛促進剤を使い、
お産をコントロールすることが多いそうです。

照井先生は、今後、できるだけ専門の麻酔医師が増え、無痛分娩に
関する助産師さんたちの知識も増えることで、無痛分娩を必要、
あるいは希望する妊婦さんたちが、より安全で満足のいく
お産ができるような環境をつくりたい、とおっしゃっていました。



そもそも、「痛みに耐えて産んでこそ母性が芽生え、親子の絆が
できるのではないか」、「あの痛みに耐えられないようでは、
これから長く続く大変な育児など乗り切れるものではない」、
というような議論は常にあります。

出産の痛みはあったものの、大任を果たしたという喜びに変わる
妊婦さんも多々いらっしゃるようです。

また、麻酔や陣痛促進剤などの化学薬品が、将来的に子供に
どのような影響を与えるのかは、まだ研究されきっていない
分野でもあります。

でも、「あの痛みがなければもう一度産みたい」と答えるお母さんが
たくさんいるのも事実であり、現代的な生活の影響からか、
お産の痛みに耐えられる体力のない妊婦さんがいるのも事実。

非常に難しく、センシティブな事柄です。


「無痛分娩」を選ぶのも、1つの選択。
「自然分娩」を選ぶのも、1つの選択。
病院での医療を介した分娩を選ぶのも、1つの選択。

もしかしたら、やむを得ず、帝王切開にならざるを得なかった
出産でも、それは赤ちゃんがお母さんのことを思って、
選んでいたのかもしれません。



人生において貴重な瞬間になる、お産。

しっかりとした情報を得て、体力をつけて、健康に気を配り、
自分で産む場所、産む方法を納得して選ぶ、ということは、
とても重要なんだと思います。


今後も、映画「うまれる」では、
いろいろな「うまれる」をウォッチしていきます!



皆さんのご意見/体験談をお聞かせください!
メールアドレス:info@umareru.jp
体験談:http://k.d.combzmail.jp/t/ld83/80ebi9x0ze7klhkq40


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【2】こんな体験談が届きました!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
私たちのところに送られてきた出産や妊娠、子どもたちの
胎内記憶についての体験談をご紹介させていただきます。


「誕生死」という言葉をご存知でしょうか?

流産・死産・新生児死など、
たとえおなかの中で亡くなった命でも、
出生後どんなに早く亡くなった命でも、
自分たちの子どもは確かにこの世に誕生したのだ
という思いを込めて作られた造語のようです。

今日は「誕生死」のご報告をさせていただきます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<9ヶ月の尊い命(W.Iさん)> 
(読んでいただきやすいように、加筆・編集させていただいています)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ちょうど2ヶ月前に赤ちゃんを死産しました。

妊娠してから9ヶ月。理由の分からない突然死でした。
突然のお別れで、本当に残念でとても悲しい経験をしました。

既におなかの中で亡くなってしまっていた赤ちゃんを、
帝王切開で出産をしてから一緒に過ごした3日間。 

抱っこしたり、いっぱい名前を呼んであげたり、写真をとったり、
添い寝をしたり。。。とてもにぎやかに過ごしました。

本当なら赤ちゃんのいる生活が再び始まっていたのにと思うと
悲しい気持ちになることもありますが、赤ちゃんは私たちに
たくさんのことを教えてくれました。

こうなること分かっていて私たちのもとにやってきてくれたと
思うと、感謝の気持ちでいっぱいです。


未夏が生まれたとき、パパとママは泣いてしまいました。
9ヶ月もの間、ママのおなかの中でしっかりとつながっていた
へその緒と胎盤をパパとお兄ちゃんが切ってくれたんだよ。

命の誕生がこんなに難しいことを知りました。
普通に生まれてくることって本当に奇跡で特別なことだと知りました。

パパとママを選んでくれてありがとう。
未夏にもう会えなくてとっても悲しくて悲しくて悲しくて、
でも、あなたに会えて本当によかった。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

とても明るく、メールをくださったW.Iさんに、
たくさんのお写真を見せていただきました。

パパとママの目には涙もありましたが、家族4人で笑って、
かわいいちっちゃな赤ちゃんを抱きしめて、
大切な時間をすごしている様子が分かりました。


これだけ医療もすすみ、安全なお産ができる日本においても、
死産は年間3万件、流産は、30〜40万件にのぼると
言われています。

生まれてくる、ということは、とても大変なこと。
奇跡的なことなんだと改めて思わされます。


◆◇映画「うまれる」では、みなさんの体験談を募集しています!◇◆
お子さんの胎内記憶、出産の体験、妊娠中の感動や葛藤などなど
ぜひお送りください。
・メール:info@umareru.jp
・ウェブ:http://k.d.combzmail.jp/t/ld83/80ebj9x0ze7klhkq40



お┃知┃ら┃せ┃★┃
━┛━┛━┛━┛━┛

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(1)アシスタント・プロデューサーを募集しています。
http://k.d.combzmail.jp/t/ld83/80ebk9x0ze7klhkq40
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

この映画製作をお手伝いいただける、アシスタントプロデューサーを
募集させていただくことになりました!
熱い想いを持って取り組んでいただける方、お待ちしております!

◇ 募集内容はこちらから
http://k.d.combzmail.jp/t/ld83/80ebl9x0ze7klhkq40


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(2)妊婦さん大募集中です!
http://k.d.combzmail.jp/t/ld83/80ebm9x0ze7klhkq40
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

引き続き、出産ドキュメンタリー映画に出演してくださる妊婦さんを
募集しています!

助産院での出産・自宅出産・水中出産・無痛分娩等、さまざまな
お産を考えているプレママのみなさんのご応募をお待ちしております!

また、今はまだ赤ちゃんがやってくるのを待っているという不妊治療
中の方、シングルマザーだけど産むぞ!という方、仕事との両立や
パートナーとの関係で不安な思いを持っている、なんていう方も
ぜひご応募ください。


一緒に「歴史に残る」映画をつくりましょう★

★ ご応募はこちらから
http://k.d.combzmail.jp/t/ld83/80ebn9x0ze7klhkq40



最後までお読みいただき、ありがとうございました!

また来週〜!


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
映画「うまれる」ではこんな方たちを募集しています!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□ 体験談
  http://www.umareru.jp/experience/
□ サポーター
  http://www.umareru.jp/supporter/
□ 出産ドキュメンタリー出演者
  http://www.umareru.jp/wanted/
□ 出産を撮影してほしい方。貴重な瞬間をぜひ記念に!
  http://www.umareru.jp/wanted/index.html#3

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◇◆◇出産ドキュメンタリー映画「うまれる」メールマガジン◇◆◇◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□発行者:うまれるパートナーズLLP
□映画「うまれる」ホームページ:http://umareru.jp/
□YouTubeチャンネル:http://www.youtube.com/user/umarerumovie
□お問い合わせ先:info@umareru.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□本メールマガジンの著作権は発行者・執筆者に帰属しておりますが、
「世のため、人のため」とご判断された場合は、出典先を明らかにした
上でご自由に転送、転載、回覧していただいて構いません。
ただし、このメールマガジンの記載記事及びデータにより、いかなる損
害が生じた場合も、当方では一切の責任を負いかねます。
ご了承の上ご購読下さい。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□メールマガジンのお届け先アドレスの変更・配信停止は、
 恐れ入りますが、下記ページより行ってください。
  http://umareru.jp/mail/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright (c) 2009 UMARERU LLP, All rights reserved