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【MBA講座】今アメリカで注目を集める“コーポレートアポロジア”とは?

発行部数: 9,886部  発行日:2012年11月01日

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『ビジネスマン必読!1日3分で身につけるMBA講座』 発行部数:23442部
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こんにちは!『ビジプロ通信』ナビゲーターの安部です。


はやいもので11月に入りました。

今年も残すところ60日ほどになったということですね。

私にとって1日1日が過ぎるのが速く、このままでいくとあっという間に
今年も終わりそうです。(笑)

まだまだやり残したことも多いので、しっかりと計画を立てて残りの時間を
有効に使いたいですね。(^-^)


私が講師を務める11月のベーシックMBA講座は『コーポレートファイナンス』
です。

残り座席も少なくなってきましたので、ビジネスの数字に強くなりたい方は
是非ともお早目にお申込み下さいね!

初心者の方にもわかりやすくファイナンス理論をお伝えしていきます。(^-^)

⇒ http://www.mbajp.org/i/s/38a.html


それでは、今回のメルマガも張り切ってスタートしていきましょう!


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■ コラム:“MBAの視座・視野・視点”
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〜◇〜 アメリカで注目を集める“コーポレートアポロジア”とは? 〜◇〜


ハーバードビジネスレビューの11月号に“コーポレートアポロジア”という、
今アメリカで注目を集めている概念が紹介されています。

“コーポレートアポロジア”とは簡単に説明すると『不祥事が経営危機に
至るのを回避するための適切な対応のあり方とその戦略的態度』ということに
なります。

これまで企業はコーポレート・コンプライアンス・プログラムなどを通して、
不祥事の発生を予防し、万が一不祥事が発生した際にも防衛できるような
システムを導入してきました。ところが、これらの対応があまりにも“企業の
論理”に則った自己弁護に終始して、逆に自社を危機的状況に追い込む
ケースも多発しています。

たとえば、東京電力やオリンパスなどは日本を代表するような企業で
当然コンプライアンスプログラムを導入して不祥事の発生を予防していたはず
ですが、いざ不祥事が発生すると自社に都合の悪いことは隠蔽を図り、
結局外部からの圧力で隠蔽工作が発覚して大きく信頼を損ねることに
つながってしまったという事例もあります。

このような従来のコンプライアンスでは十分対応しきれていなかった
不祥事発生時の対応をより適切なものにするために研究されているのが
“コーポレートアポロジア”という考え方になるのです。

“コーポレートアポロジア”の下では、不祥事が発生した時に企業は従来の
ステークホルダーばかりでなく、社会に対してどうあるべきか?という
対応からスタートしていきます。

企業やそのステークホルダーの視点から見れば、不祥事による売上や利益の
減少を最小限に食い止めたいという思惑が第一に湧き起こり、自己弁護に
走ってしまう可能性も高くなってきますが、社会の視点に立てば企業の利益
よりも社会的責任を全うしなければならないという強い自覚のもとに行動する
ようになるはずです。

企業は社会の支援がなければ成り立たないということを考えれば、不祥事が
発覚した時には自社の損失を最小限に食い止めることではなく、自社の社会に
おける信頼を損なうことを最小限に食い止めることを優先させるべきなのです。

この基本的な社会のルールを守らずに消えていった会社は
枚挙に暇がありません。

ビジネスを展開する上で利益はもちろん重要ですが、
それ以上に重要なのが信頼なのです。

利益は失っても比較的短期間で取り戻すことも可能です。ところが、
信頼は一旦失うと取り戻すことはとても難しいといえます。そして、
一旦信頼を失ってしまえば、ビジネスをうまく回していくことなど
できなくなるでしょう。

今や代わりの製品や企業はいくらでも存在するのです。

ここで、不祥事が発覚した際のコーポレートアポロジアの観点に立った
対応の事例を紹介しましょう。

今年の6月から9月にかけて、ローソンはネットである牛肉加工会社の最高級
「A5」ランクの牛肉を販売していました。ところが、後日顧客からのクレーム
を受け、最高級以外の牛肉も一部混入していたことが発覚したのです。

この不祥事に一般的な企業であれば、どのように対応するでしょうか?

恐らくクレームをつけてきた顧客に代金を全額返金して
事を穏便に済ませようとするかもしれません。

それでは、ローソンはこの不祥事にどのような対応を行ったのでしょうか?

ローソンでは、どの購入者に最高級以外の牛肉が混入していたかは
特定できないために購入者全員にまずは次のような案内を送ったのです。


『A5ランク以外の牛肉が混入していた商品が特定できない為、対象商品を
お買い上げいただいた全てのお客様に商品代全額をお返しさせていただきます。
また、お詫びとして別の牛肉加工会社より仕入れた「A5ランク」の牛肉を
無料でお送りさせていただきます。』(ローソンのサイトより引用)


通常、利益を重要視する企業であれば、約束した商品と違うものが
混入しているかどうかわからない購入者に対してまで代金を全額返金し、
そのうえ新たに商品を送りなおすことまではしないでしょう。

このような対応は利益を損なうどころか、大きな損失につながっていきます。

ただ、ローソンは一時の利益を失うことよりも、
お客様からの信頼を失うことを恐れたのです。

利益は失ってもビジネスは続けていくことができますが、
信頼を失ってはビジネスを続けていくことはできません。

その意味でも企業にとって不祥事対応は小手先で行うのではなく、
真摯に、そして誠実に対応していかなければならないのです。

この観点から“コーポレートアポロジア”という概念は、これまで企業が
危機管理対応策として導入してきた損失を最小限に食い止める自己弁護や
小手先のテクニックを超えて、本来のあるべき姿を追求していく活動
ということもできるでしょう。

個人と同じように、企業にとっても失敗は避けて通ることができません。

だとすると失敗した際の対応が重要になることはいうまでもありません。

たとえば、個人レベルであれば、失敗した際に言い訳を並べて
自分を正当化する個人を会社や上司は重用するでしょうか?

恐らく、そのような個人はいかに才能があったとしても会社の将来を担う
重要な仕事を任されることはないでしょう。

同じように企業も失敗した際に、自社の正当化を図るのではなく、過ちを
真摯に認めて失った信頼を取り戻すべく誠実に対応していくしかないのです。

今後、企業の不祥事に対して社会の目は益々厳しくなることでしょう。

このような時代に消費者の信頼を損ねないためには、自社の利益のみを
追求するという卑しい態度を改め、社会の価値や自社の信頼に重きを置く
“企業の品格”を高めていく必要があります。

これからは日本においても“コーポレートアポロジア”に真摯に
取り組まなければいけない時代が到来しているのではないでしょうか。
 

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◎ 今回のポイント!
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1.今、アメリカでは“コーポレートアポロジア”という新たな概念が
  注目を浴びている

2.“コーポレートアポロジア”とは『不祥事が経営危機に至るのを
  回避するための適切な対応のあり方とその戦略的態度』である

3.“コーポレートアポロジア”の考え方に基づけば、不祥事が発生した際に
  企業は自社の利益よりも“会社の品格”を優先に考えるべきである


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■ 最強ビジネスパーソンの本棚:『リバースイノベーション』
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今回は『リバースイノベーション』をご紹介しましょう。

本書はダートマス大学で教鞭を執る世界でも有数のイノベーションの権威
ビジャイ・ゴビンダラジャン教授の世界的ベストセラーの待望の翻訳です。

ゴビンダラジャン教授はGEのチーフ・イノベーション・コンサルタントを務め、
その成果を「GEリバースイノベーション戦略」にまとめてハーバードビジネス
レビュー(HBR)誌に発表します。

この論文の評価は非常に高く、HBR誌で過去10年に発表された最も優れた
アイデアトップ10に「リバースイノベーション」が選出される栄誉に輝きます。

また、リバースイノベーションを発表したゴビンダラジャン教授は、
2011年度の世界で最も影響力のあるビジネス思想家ランキングにおいて
「イノベーションのジレンマ」のクリステンセン教授、
「ブルーオーシャン戦略」のキム教授とモボリュニュ教授に次いで
第3位にランクされることになります。

それほど今世界で大きな影響力を誇る戦略が『リバースイノベーション』
なのです。

リバースイノベーションとは、読んで時のごとく逆流のイノベーションです。

逆流とは具体的にいえば、新興国で起こったイノベーションを先進国に
持ち込んで大きな成功を収めることになります。

これまでは先進国で起こしたイノベーションを、コストが下がった頃を
見計らって生活水準の低い新興国に持ち込んで利益を上げる手法が
主流でしたが、最近では逆に新興国で成功したイノベーションを
先進国に持ち込んで成功するケースも多くなってきています。

たとえば、東日本大震災の際に活躍した新興国で開発されたソーラーランタン
などが好事例として挙げられるでしょう。

今企業はこの新興国で起こったイノベーションに慎重に目を向けるべき
なのです。

もしかすると母国のビジネスを根底から覆すようなイノベーションが
含まれている可能性もあります。

これを見逃してしまうようなことがあればチャンスを逸してしまうどころか
大きなピンチを招いてしまうことすらあるのです。

実際に今多くの日本企業が苦しんでいるのも、新興国でのイノベーションを
見逃してしまったことが大きく影響しているともいえるでしょう。

現代のイノベーションは益々多様化し、いろいろなところから
次のビジネスが芽生えています。

その中でもリバースイノベーションはまさに新時代の主流となりうる
イノベーションであり、それゆえ多くの世界的権威や著名な実務家が賞賛する
次世代のビジネスパラダイムといえるのです。

新興国発の大きなチャンスを見いだし、日本での大きなリスクを
避けるための最新のイノベーション戦略を身につけたい方は
是非ともお読みいただきたいと思います。


<<独断と偏見によるビジプロ通信書籍判定(^^;>>

◎ リバースイノベーション
【対象者】 新たな時代のイノベーションの主流を知りたい方
【難易度】 普通
【必読度】 ★★★★★(5)

詳しくはこちらからどうぞ!⇒ http://www.mbajp.org/i/s/39q.html


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■ MBAカレッジからのお知らせ: 
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冒頭の挨拶でもご案内しましたが11月のベーシックMBA講座は
コーポレートファイナンス講座を開催します。

現在、ビジネスは非常に高度化しています。これまでのビジネスの基本で
あった商品やサービスの売買という範囲を超え、収益の柱はM&Aによる
企業価値の向上やディバティブなどによる最先端金融商品の活用などへと
広がりを見せてきました。

このような高度化したビジネスにおいて、ビジネスパーソンとして
身につけていなければいけないのがファイナンス理論。

ファイナンス理論を身につけることによって、企業にとって最も有利な資金の
調達方法や運用方法を実現することが可能になり、企業価値の最大化を図る
ことができます。

このMBA講座ではファイナンス理論の中でも特にコーポレートファイナンス
(企業金融)に焦点を当てて、初心者にもわかりやすく講座を進めていきます。

企業金融に関するファイナンス理論の基本を習得したい方には
お薦めの講座です。

<講座内容>
この講座ではファイナンス理論の内、コーポレートファイナンスに関する
基本を学んでいきます。企業の資金調達手段や資金調達コスト、
企業の最適資本構成、配当政策、理論株価などをテーマを扱います

<受講対象者>
 ● ファイナンス理論初心者。
 ● 企業の資金調達の基本を理解したい方。
 ● 資金調達に際して最適なコストでの調達方法を学びたい方。
 ● 企業の理論上の株価を算定する方法を身につけたい方。

<開催概要>
■ できる!MBAベーシック講座コーポレートファイナンス

開講日程: 2012年11月17日(土) PM 1:10〜PM 4:30(休憩20分含む)
開催場所: 東京国際フォーラム ガラス棟 会議室
詳細・お申込みはこちらから⇒ http://www.mbajp.org/i/s/38a.html


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■ 編集後記: 
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先日、ビックカメラとユニクロのコラボ店舗に関するマーケティングの背景を
女性誌の記者の方から取材いただきました。

そのコメントが女性セブンの今週号に掲載されています。

書店やコンビニにお立ち寄りの際は
是非ともお手に取ってお確かめいただければ嬉しいです。(^-^)

Web版でも配信されていますが・・・
⇒ http://news.livedoor.com/article/detail/7085629/

取材元になった記事はオールアバウトでお読みいただけますので、
よろしかったらご訪問下さいね!

『“ビックロ”に見るコラボ・マーケティング成功の秘訣』
http://allabout.co.jp/gm/gc/401099/


それでは、11月もいいことがいっぱいありますように・・・(笑)

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最後までお読みいただきましてありがとうございました。 m(_ _)m

今回のメルマガはいかがだったでしょうか?

ご意見やご要望があれば下記のフォームからお気軽にお寄せ下さいね!
(このメルマガへ返信しても私の元には届きませんのでご注意!)

→ http://www.mbasolution.com/opinion.htm


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◇編集長の著書コーナー
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メルマガと合わせて読めば効果が倍増するビジネス書はいかがですか?
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↑まだまだメガヒット発売中です!

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☆『ファイナンスがスラスラわかる本』
http://www.mbajp.org/i/s/w9.html
↑今やビジネスパーソンに必須のファイナンス理論をわかりやすく!


それでは、また次回あなたにお会いできるのを楽しみにしています!(^-^)


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『ビジネスマン必読!1日3分で身につけるMBA講座』(ビジプロ通信)

編集長: 安部 徹也

発行元:
株式会社 MBA Solution - The Best Solution for Your Business! -
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-12-1渋谷マークシティW22階

URL : http://www.mbasolution.com

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これまでご愛読ありがとうございました!

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