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"ビジョン・プロセシング"マガジン『未来からの問い』
  発行日: xxxx年xx月xx日
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 組織進化"刺激"マガジン『未来からの問い』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━    2020.6.14   Vol.80

1.【未来からの問い】「やりたいことをやること」が大切か「出来ねばならぬことに適応すること」が大切か

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グローバル化やテクノロジーの進化に加え、コロナショックによる急激な
景気の減速等により、市場が求める「出来ねばならぬこと」の要求水準は高
まり続け、「できること」とのギャップは広まり続けていくという時代に私
たちは生きており、これからも益々その傾向は強まっていくものと思われます。

そうした状況において、二項対立議論として頻出するのが次の2つの主張です。

主張A:「やりたいことをやること」が大切
主張B:「出来ねばならぬことに適応すること」が大切

どちらも大切といいたくなるような二つの主張ですが、両立しえない感覚すら
も抱いてしまうのが今のご時世ともいいたくなるような命題です。

では、主張A「やりたいことをやることが大切」、主張B「出来ねばならぬこと
に適応することが大切」という二つの立場を検証するにあたり、まずは以下の
図をご覧いただけますでしょうか?
https://goo.gl/d2Y2Fp

この図で表現したいことの一つは「夏休みの宿題」の領域に当たるものが主張
B即ち「適応を要する課題」だということです。

ここでいう「必要」というのは、求められる成果を生み出す上で必要ともいえ
ますし、社会生活を送る上でも必要ともいえます。しかし、それと同時にそこ
には主張Aと主張Bが真っ向からぶつかってしまう要因となる厄介な問題が潜
んでいます。

それは、
「そのことに対応することは『本当に』必要なことなのか?」
ということです。

私たちはやりたいか、やりたくないかは別として、一も二もなく「すべきこと」、
「出来ねばならぬこと」を知っているかのように生きています。

しかし、「それはなぜ、必要だと言い切れるのか?」と問われると、「会社だか
ら」「仕事だから」「家族を食わせないといけないから」ともっともらしく見え
る理由が挙げられますが、そういった言葉は、さらに突っ込まれると思考停止す
るしかないくらいに根拠の乏しい思い込みにしかなっていない場合の方がほとん
どです。

それらの多くは自分の親との関係に起因する「他人の期待」を満たそうとするだ
けのパターンか、「他人の物差し」によって作られた価値基準に振り回されてい
るだけに過ぎなかったりします。

そして、驚くべきことに同様のことが「やりたいこと」に関しても言えます。

「それは『本当に』やりたいことなのか?」

その問いに真剣に向き合った時、自分をまるで偽るかのように「うん。これはや
りたいことだ」と即答するか、混乱するかのどちらかになりがちです。

その混乱にたどり着いた時、対立していたはずの「やりたいこと」と「出来ねば
ならぬこと」は同じ自分の囚われが生み出した幻想であることに気づき始めます。

かつて、スティーブジョブズがスタンフォード大学での講演で、「今日が人生最
後の日だとしたら今日やることは本当にやりたいことだろうか」と17歳の時から
毎日自らに問うていると言い、それを学生たちにもするように促しました。
何日もNoが続くようなら何かを変える時だと。

その本当の”Yes”にたどり着いた時、「やりたいこと」と「必要なこと」の線引
きは自らの中で融解し、統合され、シンプルに一も二もなく「やる」ことになっ
ていきます。

「『やりたい』から『やる』」のでもなく
「『すべき』だから『やる』」のでもなく
「『やる』から『やる』」

その心境にたどり着けたとき、誰の人生にも他の誰のものでもない唯一無二の
「栄光」があるのではないかと心から思います。


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          【未来からの問い Vol.80 】           
                                
「『本当に』必要なことか/やりたいことかを見極めた先にある、あなたが「やる」ことは何ですか?」       
                                
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                                                           中土井 僚


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2.セミナー・ワークショップ情報

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※新型コロナウイルス感染症の対策/オープンセミナー・イベント実施に関する
最新情報は、当社サイトの専用ページにて随時更新・発信しています。
下記リンクより最新の情報をご確認いただけます。

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介します。

日程  :2020年7月1日[水] 19:00〜21:30
会場  :ZOOMにてオンライン開催  
    ※回線状況により接続が不安定になる可能性がありますことを予め
    ご了承下さい。お申し込みいただいた方に別途URLをご連絡致します。
参加費:3,300円(税込)(当日支払の場合は5,000円)  

<詳細・お申し込み>
URL: https://k.d.combzmail.jp/t/r8v6/j0cg73r06xcs62ejjlk7a


■リーダーシップ・シフトプログラム ベーシックコース20期
自分自身と周囲の「自分らしさ」を解放することで、その人の強みが十分に発
揮される状態を創り、一人一人と場の進化をもたらし続ける全く新しいテクノ
ロジーをご提供いたします。

日程 :2020年6月20日[土]〜10月開催
    1.デパーチャー・セッション(必須・オンライン)
        6月20日[土]10:00〜17:30
    2.プラクティス・セッション(任意・オンライン)
        7月、8月、9月 (2時間×3回) 
      3.トランスフォーム・セッション(必須・対面)
        10月下旬頃開催を予定  
        ※政府方針が解禁された時点で別途日程を調整させていただきます

会場  :ZOOMにてオンライン開催  
    ※回線状況により接続が不安定になる可能性がありますことを予め
     ご了承下さい。お申し込みいただいた方に別途URLをご連絡致します。
    リアル開催:オーセンティックワークス株式会社 セミナールームABC
       http://www.authentic-a.com/access/

参加費:(通常価格)132,500円(税込)

<詳細・お申し込み>
URL: https://k.d.combzmail.jp/t/r8v6/j0cg93r06xcs62ejjldz0


■組織開発入門セミナー
なぜ、いま組織開発が必要なのか? VUCA時代に求められる「組織課題を見立
てる視点」をご提供いたします。

日程  :2020年7月9日[木] 13:30〜16:30
会場  :ZOOMにてオンライン開催  
    ※回線状況により接続が不安定になる可能性がありますことを予め
     ご了承下さい。お申し込みいただいた方に別途URLをご連絡致します。
参加費:無料

<詳細・お申し込み>
URL: https://k.d.combzmail.jp/t/r8v6/j0cga3r06xcs62ejjlQgW


━━━━━━━━━━━━━━<発行者情報>━━━━━━━━━━━━━━
組織進化"刺激"マガジン『未来からの問い』
●発行責任者:下山 久美子
●発行元:オーセンティックワークス株式会社
●事業内容:組織進化コンサルティング
 オーセンティックワークスは、社会変容テクノロジー「U理論」を活用した
 プロセスコンサルテーションによって「ソーシャルフィールド(社会的な場)」
 を転換し、他責・対立・迷走等、閉塞感のある組織を創発的な組織へと進化
 させます。
●URL:http://www.authentic-a.com/
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