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"ビジョン・プロセシング"マガジン『未来からの問い』
  発行日: xxxx年xx月xx日
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 組織進化"刺激"マガジン『未来からの問い』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━    2020.2.25   号外

こちらの本編は3/2(月)19時にLINE公式より配信させていただきます。
(LINEのご登録については下部をご確認ください)

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昨今、強みにフォーカスすることが、人材活用における新しいスタンダートと
して多くの支持を得ているように感じます。労働人口の減少、働き方改革やダ
イバーシティ推進という社会の要請もこれを後押ししていると言えるでしょう。

AI人材に象徴されるように、ある能力が著しく尖った“逸材”には、新卒1年
目から年収1000万円を提示する日本企業も登場しつつあります。

ギャラップ社が提供しているストレングスファインダーを始め、個人の能力特
性や傾向を知るためのアセスメントが、多くの職場で取り入れられるようにな
ってきたことも、強みフォーカスのアプローチが、組織の中で定着しつつある
ことを示しています。

一方で興味深いのは、強みにフォーカスしよう!という主張に賛同する人たち
に対して、それと同等数もしくはそれ以上の人が、その主張に異を唱えている
ケースがあるということです。

そうした異を唱える人たちの言い分としては・・

「強みを活かすというのは、耳障りはいいが、それだけでいいとはいえないと
思う。弱みを克服しないと人として成長できないし、柔軟性が乏しくなるので
はないか?」

「みんなが得意なことをばかりをやっていたら、仕事は成り立たないと思う。
抜けた穴が生まれないようにするためにも、苦手な分野にもそれぞれが手を出
すようにすべきだと思う」

「強みにフォーカスしようという甘言が『やりたくないことを避けようとする』
風潮を助長させるように思う。地に足のついていないポジティブワードは無責
任さの裏返しだと思う」

と、言った具合です。

「強みにフォーカスするからこそ、高いパフォーマンスが期待できる」のか、
「弱点を克服するからこそ、人としての器や能力の成長があり、レジリエンス
を高められる」のか、

これは永遠のテーマのようにも感じられます。

しかし、多くの決着のつかない議論にみられるものと同様に、実際にはこれは
「そもそもお題がおかしい」のです。

たとえば、「右手は左手よりも偉いのか、左手よりも右手の方が偉いのか」と
いうお題が設定されたとしたら、誰もがそもそものお題の設定が間違っている
と思うと思いますし、このお題は決着がつかないのも明白です。

それと同様に、この「強みフォーカスか、弱点克服か」もお題の設定が間違っ
ているのです。

この間違ったお題へのはまり込みによる混乱をきたしているのは、能力・スキ
ルを伸ばすことができるのか、伸ばすことができないのかの見極めの難しさに
起因していると私は考えています。

その見極めの難しさとは以下のようなものです。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1.その能力・スキル領域における得手/不得手は個体差に起因するのか否か?
2.その能力・スキルは訓練によって習熟可能か、不可能(もしくは非効率す
ぎる)か?
3.その能力・スキルは他の能力・スキル、他人の力、テクノロジーによって
代替できるものか否か?
――――――――――――――――――――――――――――――――――――

これらの見極めが難しく、それが故に間違ったお題へとはまり込んでしまうの
は、客観的な判別が難しいケースが多く、それが故に、自他に対して「これは
出来て当たり前」と思う基準が高くなる、すなわち、勝手に期待が高くなって
しまうからに他なりません。

では、「強みフォーカスか、弱点克服か」のお題の設定が間違っているのだと
したら、本質的に問うべきことはいったい何なのでしょうか? 

今回はこのテーマについて、私なりの洞察をLINE公式にてご紹介したいと思
います。

LINE公式の配信日は、3/2 19:00となります。
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━━━━━━━━━━━━━━<発行者情報>━━━━━━━━━━━━━━
組織進化"刺激"マガジン『未来からの問い』
●発行責任者:下山 久美子
●発行元:オーセンティックワークス株式会社
●事業内容:組織進化コンサルティング
 オーセンティックワークスは、社会変容テクノロジー「U理論」を活用した
 プロセスコンサルテーションによって「ソーシャルフィールド(社会的な場)」
 を転換し、他責・対立・迷走等、閉塞感のある組織を創発的な組織へと進化
 させます。
●URL:http://www.authentic-a.com/
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