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"ビジョン・プロセシング"マガジン『未来からの問い』
  発行日: xxxx年xx月xx日
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新年あけましておめでとうございます。
旧年中は一方ならぬご支援を賜り、誠にありがとうございました。

平成最後の年を終え、新元号を迎える新年となりましたが皆様はどんな元旦をお迎えでしょうか?

弊社はおかげさまで、昨年11月21日に創業11年目を迎えました。

2018年を改めて振り返ると、世の中的には「自立した『個』によるネットワーク元年」だったように感じています。
過去10年くらいで「自分らしく」という言葉が市民権を得てきましたが、昨年はそうした「自分らしさ」に加え、「自立した『個』がネットワークしていける状態を創りたい」という声が多く聴かれたのが印象的でした。

そうした発想をする人はもちろん、これまでもいましたが、それはどちらかというと「そうした状態になったほうが良い」という概念的かつ未来予測的な話でした。

それに対して、そうした状態にしたいと明確に述べている点が、何か転回点を迎えている気がしてなりません。
弊社は「自分らしさとリーダーシップの統合と共創造(Co-Creation)の実現」をもともとミッションとして掲げていますが、そのミッションに共鳴してくださる方が増えていく予感がしており、2019年はその動きがさらに加速していきそうで楽しみです。


昨年中は、おかげさまで以下のような取り組みをさせていただきました。

1.創立10周年記念イベントの実施
⇒「日本を成人発達先進国にする」という新たな事業ビジョンを確立し、ご紹介いたしました。

2.ホラクラシーの導入
⇒「ティール組織」としての運営を可能にする上での、組織マネジメントのOSと言われているホラクラシーを導入しました。
昨年2月に合宿を行い、AWの進化する目的との一致をメンバー全員で図ったうえで、日本で唯一のホラクラシーコーチである吉原史郎さんの指導の下、ホラクラシーの運営を昨年4月から始めています。

3.株式会社ミライバ設立
⇒株式会社日本経営との合弁会社として、医療と中小企業を中心とした組織開発を展開する「株式会社ミライバ」を設立いたしました。

4.成人発達意見交換会の立ち上げ
⇒成人発達理論の日本での普及に関心のある有識者の方にお集まりいただき、普及のための活動の意見交換と実施を検討する会を立ち上げました。

5.ビジネスゲーム研究
⇒弊社オリジナルのビジネスゲーム制作を進めるべく、ビジネスゲームの研究開発を行いました。

6.組織開発コンサルティングメソドロジーのリリース及び、講座の開設
⇒プロフェッショナルとして組織開発コンサルティングを行うコンサルタント向けに、組織開発コンサルティングメソドロジーを開発し、それに基づいた10か月にわたる「組織開発コンサルティングメソドロジー講座」を開設いたしました。

7.「マジで発達指向型組織(DDO)を創る会」(略称「マジD」)の発足
⇒弊社のリーダーシッププログラム修了生で、自社での発達指向型組織の実現に関心のある方々との研究会を立ち上げました。

8.「U理論による組織開発がよーくわかる本(仮題)」の出版決定
⇒図解に基づいた解説を行う書籍の出版が決まり、鋭意執筆中です。単にU理論を紹介するための書籍ではなく、よくある組織課題やそれにまつわる解決の糸口などを図解で紹介し、社内での組織開発展開に役立つよう2019年3月出版を目指して執筆中です。

9.「子会社が思うように活性化しない本当の理由(仮題)」の出版決定
⇒M&Aや分社化などで、グループ企業経営が広がっていますが、「子会社」と呼ばれる関連会社構造が構造的に抱える問題を整理し、その解決の糸口を紹介する小冊子をケイオス出版 @石井高弘さんにご協力を経て、制作中です。2019年夏に上梓予定です。

10.「In over our head」の翻訳出版決定!
⇒英治出版から、ハーバード大学ロバート・キーガン教授によって著された成人発達理論(「主体ー客体理論」)の理論的体系が描かれた「In over our head」の翻訳出版が決定いたしました。私は監訳を担当させていただきます。本年夏ごろの出版予定です。

11.「U理論エッセンシャル版」の翻訳出版決定!
⇒オットー・シャーマー博士による「U理論エッセンシャル版」の翻訳出版が決定し、翻訳作業が進んでおります。こちらも英治出版から出版されます。

12.「組織開発入門セミナー」開講!
⇒組織開発は語れば語るほど、「やわらかい」領域のものであるが故に、理解をしてもらいづらくなるという苦労をこれまでしてきました。20年にわたって少しずつ言語化してきたものをこの度、体系化してご紹介させていただくことにいたしました。「組織開発とは何か?」、「組織開発はどうやるのか?」ではなく、「なぜ、今、組織開発でなくてはならないのか?」について体験的に理解できるものとしてリリースいたしました。


私の中で特に印象に残っているのは「ホラクラシー」の導入と、「株式会社ミライバ」の設立です。
ホラクラシーにしろ、ミライバにしろ、新しい組織の形を模索する機会となりましたが、いずれも私自身の成人発達が問われる機会となりました。

昨年、反響を呼んだ「ティール組織」の中では、組織は独自の存在目的を持ち、それを「進化する目的(Evolutionary Purpose)」と呼んでいます。

オーセンティックワークスとミライバは、一見似たような事業を行う会社なのですが、その「進化する目的」は似て非なるものであり、全く違った動きが創発しているのを感じます。
特にそれは、ホラクラシーを導入したことでより、如実にわかりました。

ホラクラシーの考案者の一人であるトム・トミソン氏は、「組織は独自の存在目的を持っているが、それを台無しにするのは人間のエゴだ」と言っていました。

ホラクラシーはそうした人間のエゴによる、組織自身の独自の存在目的の追求の妨げが起きないよう、徹底的に人間のエゴを排除する仕組みになっています。

ホラクラシーでは、人間の自分に都合よく物事をコントロールさせたいという、恐れからくる動きを手放すように強制的に働きかけるようになっていますが、それが進めば進むほど、組織やメンバーが本領を発揮していく姿が非常に驚きました。

その意味で、オーセンティックワークスとミライバにとっても2018年は「自立した『個』によるネットワーク元年」だったのかもしれません。

2019年はその土台の上にのって、さらなる展開を迎えて参ります。
本年も変わらぬご指導、ご鞭撻のほどどうぞよろしくお願い申し上げます。


※組織開発入門セミナーを隔月のペースで今後開催する予定です。自社の組織開発に本気で取り組みたい方、社内巻き込みを図りたい方はどうぞふるってご応募ください。
■3/7 開催 http://www.authentic-a.com/event/1862/
■5/14 開催 http://www.authentic-a.com/event/1910/


━━━━━━━━━━━━━━<発行者情報>━━━━━━━━━━━━━━
組織進化"刺激"マガジン『未来からの問い』
●発行責任者:國料 洋子
●発行元:オーセンティックワークス株式会社
●事業内容:組織進化コンサルティング
 オーセンティックワークスは、社会変容テクノロジー「U理論」を活用した
 プロセスコンサルテーションによって「ソーシャルフィールド(社会的な場)」
 を転換し、他責・対立・迷走等、閉塞感のある組織を創発的な組織へと進化
 させます。
●URL:http://www.authentic-a.com/
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