お世話になります。
オーセンティックワークス株式会社のメールマガジンです。
第4号を配信させていただきます。
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ください。
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組織進化"刺激"マガジン『未来からの問い』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2011.7.1 Vol.4
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組織進化"刺激"マガジン『未来からの問い』とは?
大いなる問いが、大いなる未来を創る。人と組織の進化の実現に向けて日々奮
闘している変革者・経営者の方々に、 組織進化を刺激する 『コンセプト』と
『問い』を贈る探求支援型メールマガジンです。 U理論の観点に基づき、人と
組織の『WILL』を呼び覚ますメールマガジンを目指して頑張ります。
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★目次★───────────────────────────────
1.変革者の罠(未来からの問い No.1)
2.経営者・人事ご担当者様向けセミナーのお知らせ
組織進化サミット2011
〜真のイノベーション組織へ!閉塞感を突破するダイアログイベント〜
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1.未来からの問い No.4
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変革者の罠
中土井 僚
私は組織・人材に関する仕事に携わらせていただくようになってから今年で11
年になります。これまでに様々な経験を積ませていただきましたが、その中に
は苦い失敗も数多くあります。今回はそのような失敗経験から得た大きな気付
きの一つを共有させていただきたいと思います。
ある大手企業のビジョン浸透のプロジェクトに参加した時のことでした。私を
含め数名のファシリテーターにお声がけいただいていたのですが、初日のワー
クが終了した後、私の態度が「参加者を尊重しているようにみえず、信頼でき
ない」という理由でファシリテーターを降ろされてしまったのです。
これは、プロとして大変恥ずかしいことであり、非常にショックでした。二度
と同じことを繰り返さぬように、私の何がこのような結果を引き起こしたのか
徹底的に振返りを行いました。その結果、見えてきたのは、私の「驕り」でし
た。
プロジェクトがスタートするまでに何度も打ち合わせをしていたのですが、そ
の間クライアントの担当者の方から自分が軽く扱われているような感覚をずっ
と抱いておりどこかでその方を好きになれない上に、私もその方に仕返しをす
るかのように軽視していた自分がいたのです。
私は、仕事は付け焼刃的なものではなく本質的なものにしたい、メンバーの全
員が覚悟を持って、率先的に活動するようにしていきたいという価値観を持っ
ています。打ち合わせ中、この価値観から発言をしていたのですが、尊重され
ていない感覚だけが募り、無意識的に「この人はわかっていない」という不平
不満に変わっていました。そのことが私の「姿勢」として現れプロジェクトか
ら降ろされるという結果につながったのです。
アメリカのユング派心理学者アーノルド・ミンデルが中心となって創始、発展
させてきたプロセス指向心理学では、 このような「感情とそれを表す態度」を
「フィーリング・アティテュード」と呼んでいます。
「メタスキル―心理療法の鍵を握るセラピストの姿勢(出版社:コスモスライ
ブラリー)」というプロセス指向心理学の書籍の中に下記の一節があります。
二人の人が金槌を使っているところを、ちょっと想像してみてほしい。一
人の人は、釘を打つのにすごい力を使っている。もう一人の人は、 もっと
穏やかな注意深いやり方をしている。 道具は同じでも、道具の使い方が大
変違っていて、金槌で打つことや手仕事についてのその人の考えを映し出
している。たとえ両者が、壁に釘を打つという同じことをしているとしても
この釘打ち全体の味わいや雰囲気が違う。
私の場合も、発言の内容や行為は、これまでに成功を収めたプロジェクトのフ
ァシリテーションとそれほど大きな違いはありません。しかし、大切にしてい
る価値観が尊重されないという不満、そしてそこから生まれた「この人はわか
っていない」という驕りが私のフィーリング・アティテュードとして強く発せ
られていたのです。
この苦い経験のから見い出すことができる原理・原則の一つは、人は相手の発
言の内容や行為だけではなく、フィーリング・アティテュードにも強く反応し
ているということです。フィーリング・アティテュードとは体臭のようなもの
であり、本人としては自覚しにくいのですが、周囲に大きな影響を与えている
のです。
フィーリング・アティテュードは、大なり小なり変革に取り組む際にも非常に
大きな影響を与えています。特に、よく見れるケースとして「私は正しい。あ
なた達は変わらなくてはいけない」というフィーリング・アティテュードを無
意識的に発してしまうことによって、周囲の反発を招くということがあります
私はこれを「変革者の罠」と呼んでいます。
もし、なかなか周囲の協力が得られなかったり、変革が思うように進まなかっ
たりする場合、自分のフィーリング・アティテュードが影響を与えているかも
しれません。私たちのフィーリング・アティテュードは、私たち考える以上に
場に影響を与えているのです。
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┃ 【未来からの問い No.4】 ┃
┃ ┃
┃「私はどのようなフィーリング・アティテュードでいるだろうか? ┃
┃ それは周りにどのような影響を与えているだろうか?」 ┃
┃ ┃
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2.経営者・人事ご担当者様向けセミナーのお知らせ
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組織進化サミット2011
〜真のイノベーション組織へ!閉塞感を突破するダイアログイベント〜
U理論のプロセスに基づいた対話を参加者全員で行うことよって組織の閉塞感
を突破し、真のイノベーション組織への進化を実現する鍵を対話の中から紡ぎ
だしていくダイアログイベントです。
組織変革に取り組まれているけれどもなかなか満足な結果を得ることは出来ず
にいる、または、組織におけるU理論の活用をご検討されている経営者様、人
事組織ご担当者様はぜひご参加ください。
[開催概要]
日時 :7月26日[火] 19:00〜21:30 (受付開始:18:45)
会場 :中野サンプラザ 8F 研修室1
中央線・総武線/東京メトロ東西線「中野」駅 北口より徒歩1分
MAP:http://www.sunplaza.jp/access/index.html
参加費:無料
定員 :60名
特典 :小冊子「なぜ、組織は『迷走』するのか?」を無料進呈!
[お申し込み・詳細]
http://k.d.combzmail.jp/t/r8v6/a0p4v5w0bixa3k32dg
※注意※
本セミナーは、経営者様、人事組織ご担当者様向けとなっております。
ご同業者様や個人的な目的での参加はお断りしておりますのでご了承ください。
━━━━━━━━━━━━━━<発行者情報>━━━━━━━━━━━━━━
組織進化"刺激"マガジン『未来からの問い』
●発行責任者:古江 強
●発行元:オーセンティックワークス株式会社
●事業内容:組織進化プロセスコンサルティング
オーセンティックワークスは、社会変容テクノロジー「U理論」を活用した
プロセスコンサルテーションによって「ソーシャルフィールド(社会的な場)」
を転換し、他責・対立・迷走等、閉塞感のある組織を創発的な組織へと進化
させます。
●URL:http://www.authentic-a.com/
●お問い合わせ:
aw-office@authentic-a.com
●バックナンバー:http://backnum.cbz.jp/?t=tn38&b=nm23&m=r8v6
●配信中止はこちら:https://regssl.combzmail.jp/web/?t=mt23&m=r8v6
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