こんにちは、マーケティング・コンサルタントの松野です
3月の第一 火曜日、メルマガをお届けできます。
おかげさまで、このメルマガも第350号を迎えることができました!
継続できているのは、ひとえに読んでくださる皆さんのおかげです。
本当にありがとうございます。
節目の今回、何をお伝えしようかと考えたていたところ、
いま一度、あらためてお伝えしたいテーマに辿り着きました。
それは「関係性の質」です。
“売上”よりも大切になってくるものが、
“関係性の質”で、
それが選ばれる時代に入っている。
価格、商品力、機能性だけではなく、
「誰から、どんなふうに買うのか」
「この人と、どんな関係が築けそうか」
が、選ばれる決め手になる時代だと実感するのです。
今回は、そのことについて。
よろしくお願いします!
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1:売上は「結果」であり、「関係性の証」でもある
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売上が上がった、下がった。
もちろん、数字は経営の指標としてすごく大切です。
でも今、売上という“結果の数字”よりも、
そこに至るまでの「関係性の履歴」こそが問われるようになってきた。
そう実感するのです。
・なぜ買ってくれたのか?
・なぜ紹介が生まれたのか?
・なぜ信頼が続いているのか?
すべては、その人との“関係性の質”に起因しています。
■ 「何を買うか」ではなく、「誰と関わるか」で選ばれる
最近の購買行動を見ていると、こんな傾向がはっきりしています。
「商品は似たようなもの。でも、あの人から買いたい」
「価格は高かったけど、話を聞いてくれたから決めた」
「紹介された時点で、“信頼できそう”だと感じた」
つまり、選ばれる理由は、
“モノ”ではなく、“関わり方そのもの”になってきているのです。
■ “関係性の質”は、小さなやりとりから育つ
関係性の質は、広告やセールスだけではつくれません。
次のような日常の接点が、それを育てていきます。
はじめて来店した人への、ひと声のあたたかさ
お客様の暮らしを想像したひと言POP
「ありがとう」の伝え方に、その人らしさがあるかどうか
つまり、“売るため”ではなく“つながるため”の行動が、
関係性の質を決めていくのです。
■ コト売りは、「関係性の設計図」をつくる仕事
コト売りではいつも、この問いから始めます。
「誰に、どんなコトができるか?」
「それは、どうしてできるのか?」
この2つの問いを繰り返すうちに、
その人・その会社にしかない『“関係性の質”の正体』が見えてきます。
コト売りとは、言い換えれば——
「信頼され、応援され、続いていく関係性」をどう設計するか
という視点なのです。
■ 関係性で選ばれ続けるジャム屋さん
ある小さなジャム屋さんでは、
「味」や「素材のこだわり」だけでなく、
・どんな農家とつながっているか
・どんな日常でジャムを仕込んでいるか
を、手書きのカードやSNSで発信していました。
それを見たお客様からは、こんな声が。
「あの農家さんと協力してるなんて素敵」
「がんばってる姿を見ると応援したくなる」
「子どもに話しながら、一緒に味わいました」
ジャム自体ではなく、
“誰が、どう向き合っているか”という関係性の質が、選ばれる理由になっていたのです。
■BtoBの営業も同じです
ある中堅メーカーの営業担当は、
新しい業務用機器を提案する際、いきなり商品説明をせずに、まずこう伝えました。
「実は私たち、自分たちも以前に“現場の声を無視した商品”で失敗した経験がありまして…
今回はその反省から“使う人の手元視点”で企画しました。」
結果、商談相手の購買担当者からは、
「その背景があったからこそ、御社が言う“扱いやすさ”に納得できた」
という声が出て、価格面で競合に劣っていたにもかかわらず、受注を獲得。
“モノのスペック”よりも、“なぜ御社がこの提案をするのか”という関係性のストーリーに、相手が納得したことで選ばれたのです。
■数字の先に、関係がある
売上という数字の裏には、必ず「誰かとの関係性」があります。
これからの商売は、
「どう売るか」ではなく「どう関わるか」によって、価値が決まる時代。
数字をつくる前に、関係性を築く。
商品を売る前に、信頼を育てる。
そんな考え方が、ますます大事になっていきます。
ぜひ一度、こんな順で問いかけてみてください。
?最近「また来たよ」と言ってくれた方は、なぜ来てくれたと思いますか?
? 商品よりも、“あなたやスタッフとの関わり”が理由になった場面は?
? どんな行動やひと言が、“関係性の質”を上げていたと思いますか?
? それを社内でどう仕組みにできますか?
「私たちの“関係性の質”は、お客様にどう届いているだろうか?」
「売上よりも、育てていくべき関係は何だろうか?」
そこに、独自の価値を創っていく大きなヒントが隠れているはずです^^
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【あとがき】
350号という節目に、
あらためて「売上の先にあるもの」を見つめ直すタイミングにしたいと思いました。
“売上”より、“関係性の質”が選ばれる。
その時代に、私たちはすでに立っているのだと思います。
これからも、数字だけでは見えない価値を、
一緒に見つけていけたら嬉しいです。
それでは、また次回!
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