こんにちは、マーケティング・コンサルタントの松野です
11月の第一 火曜日、メルマガをお届けできます^^
今年も、あと二ヶ月
この頃になると、1年の疲れが出てくる時があります^^;
そんな中で、少し前に出張先のホテルに帰るとスタッフの方が
「少しお疲れではないですか?お気を付けくださいね」のひとこと。
なんか、ホッとするのは僕だけでしょうか?
もしかすると、あなたも
「この人、わかってくれてるなぁ…」
「ちゃんと見てくれてるんだなぁ…」
そんな風に感じて嬉しくなった経験があるのではないでしょうか?
商品やサービスそのものよりも、
「この人は、私のことをちゃんと見てくれてる」
そう思える瞬間こそが、選ばれる原点であり、
信頼関係を築くポイントであるように感じます。
今回は、“この人はわかってくれている”と思ってもらう技術について、
コト売り的な視点から掘り下げていきたいと思います。
それでは、今回もよろしくお願いします!
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┌────────────────────────────
1:この人はわかってくれている
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いま一度、
「この人、わかってくれてるなぁ…」
そんな風に感じて嬉しくなった経験はありませんか?
商品やサービスそのものよりも、
「この人は、私のことをちゃんと見てくれてる」
そう思える瞬間こそが、選ばれる原点だと考えてみてください。
■人は「理解された」と感じたときに動く
人が行動を起こすとき、きっかけになるのは“情報”ではなく、“感情”です。
そして、最も強い感情のひとつが、
「自分のことをわかってくれている」
という安心感・信頼感なのです。
・話を遮らずに聞いてくれる
・困っていることに気づいてくれる
・こちらの気持ちを言葉にしてくれる
こういった関わりを通して、
人は「この人にならお願いしたい」と心を開いていく。
そう思いませんか?
■売上よりも、まず「解像度」
「売れない」「伝わらない」と悩んでいるとき、
つい「何を言えばいいか」「どうアピールするか」と考えてしまいます。
でもその前に大切なのは、
「お客様のことを、どれだけ具体的に見えているか」=“解像度”なのです。
・どんな場面で困っているのか?
・何にイラッとしているのか?
・どんな言葉にグッとくるのか?
こうした“日常の中の具体”を想像しながら発信することで、
「あ、この人、私のことわかってる…!」という感情を生み出す可能性が高くなってきます。
■コト売り的「わかってくれている設計」
コト売りは、「誰に、どんなコトができるか」を追求すること。
その中で、“わかってくれてる”を実現するには以下の3ステップが効果的です。
ステップ(1):具体的な誰かを想定する
→「忙しい子育て中のママ」「時間がない独身男性」など
ステップ(2):その人の日常と感情を描く
→「朝はパンをかじりながら子どもを起こし…」とストーリーを想像
ステップ(3):その状況に寄り添う言葉を選ぶ
→「5分で心に余白を」など、背景が見えるコピーに
●事例(1):整骨院のキャッチコピー改善
ある整骨院では、最初のキャッチコピーが
「痛みを根本から治します」でした。
でも、患者さんの声を丁寧に拾うと…
「子どもを抱えて腰が痛くなる」
「仕事帰りに通いたいけど時間がない」
という“日常”が見えてきました。
そこでPOPをこう変えました。
「子どもを抱き上げるたびに痛む腰、そろそろ休ませませんか?」
「夜8時まで受付。仕事帰りに寄れる整骨院です」
すると、反応が変わったのです。
●事例(2):注文住宅会社の“問いかけ式”販促
とある注文住宅会社では、以前まで「デザイン性の高さ」や「価格の安さ」を前面に押し出したチラシを配っていましたが、反応は今ひとつ。
そこで打ち出しの構成を大きく変え、
「思いを言葉にできない人」に寄り添う問いかけ式にしました。
「家に何を求めていますか?」
「“家族が自然と集まる場所”って、どんな空間だと思いますか?」
「あなたの“ふつう”は、どんな毎日ですか?」
お客様は「考えたことなかったけど、こういうことかも」と、自分の中にあった
“漠然とした願い”に気づき始めます。
この打ち出しから来場された人のほうが、圧倒的に成約率が高かったのです。
事例は、すごく簡単に書きましたが、
ポイントは
“この人はわかってくれている”と感じてもらえること。
それは、商品やサービス以上の価値になります。
ですので、ぜひこう問いかけてみてください。
「その言葉は、“誰の、どんな日常”に寄り添っていますか?」
「この人は、どんな瞬間に“わかってくれてる”と感じるだろう?」
言葉に思いが宿るのは、相手の心に寄り添ったときです。
コト売りは、モノを売るのではなく、心を動かすこと。
その一歩として、「解像度を上げる」ことから始めてみてくださいね。
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【あとがき】
今回、最後にありました”解像度”
お客様の解像度が高いか、低いかって、
とっても大切なんだなというのを最近特に実感しています。
「お客様のコトを考えているか」
そう聞かれて、考えていないという人はいないと思います。
が、”解像度”が高いか、低いかは、
以外と自分ではわからないことが多い。
売り続けられる人は、間違いなく”解像度”が高いなぁと実感します^^
それでは、また来月!
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