こんにちは、マーケティング・コンサルタントの松野です!
10月の第一火曜日、メルマガをお届けできます ^^
「今年も、あと三ヶ月か」
なんて話しをしながら、
クライアントさんと一緒に食事をしていた時のこと。
「いやーこの前、すごい店員と出会いました!」
「どんな店員さんだったの?」
「それがですね・・・・・」
というように、最近ふと出会った印象に残った人みたいな話になったんです。
その時は、5名ほどで食事をしていたのですが、
家電量販店の店員さん、飲食店のスタッフ、保険の営業、
雑貨店のスタッフなどなど、
それぞれが紹介してくれる人のエピソードが面白くて ^^
そして、様々なエピソードの中に共通していたのがひとつ。
それは「売ろうとしていない」
ということでした。
その話を聞きながら、ふと思い出した過去のブログ記事がありましたので、
その記事内容を加筆修正して、今回はお届けしたいと思います ^^
それでは、よろしくお願いします!
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1:伝えるスキルよりも大切なこと
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伝えることは、とても重要ですが、もっと大切なのは相手に伝わること。
いくら伝えても伝わっていなければ、伝えていないのと一緒。
やっても同じです。
「これだけ伝えたのに」
「何度も言ったのに」
でも、相手に伝わっていなければ意味がないのです。
たとえば自己紹介のとき、自分のことを相手に伝えますね。
でもこのとき、「私は○○会社の営業の××です」だけでは、なんにも伝わっていない。
要するに、“自分の価値”や“何ができるか”を伝える必要があるのです。
商品の価値や特徴を伝えるには、
例えばケーキだったら
「ケーキを食べてどんないいコトがあるのか」
「どんな時に食べるケーキなのか」など
コピー機だったら、
「どんなに便利なのか」
「これまでのコピー機の不満を解消しているのか」
……ということが伝わらなければいけません。
では「伝える」ため必要なことは何か?
もちろん、伝える内容は大切なのですが、
その前に知っておいてもらいたいのが、
言葉と感情の関係です。
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たとえば、人から「ありがとう」という言葉を言われたときのことを思い出してみてください。おそらく何度もあると思います。そのときって、同じ言葉であっても、いつも同じものが伝わってくるかというと、そうではありませんよね。
同じ言葉でも、ある人からは「溢れんばかりの感謝の気持ち」が伝わってきた。
でも、ある人からは「仕方なしに、ありがとうと言ってるな」ということが伝わってきた。
またある人からは「怒ってるの?」ということが伝わってきた。
そんなことありませんか。
これは、言葉に、どんな感情が絡んでいるかがポイントになってきます。
ありがとう×感謝の感情
ありがとう×怒りの感情
これは大きく違いますよね。
どんな感情を込めて言っているか、どんな気持ちで伝えているか、これによって伝わり方は大きく変わってくるのです。
言うまでもなく、感謝の気持ちをこめた「ありがとう」は相手に伝わり、怒りとまでいかなくてもうわべだけの「ありがとう」は伝わりません。
―テクニックと気持ちの関係
そういう意味でいうと、伝えるときの伝え方のテクニックと、その伝え方に込めた気持ちの関係も同じです。
どんなに素晴らしい言葉を使おうが、どんなに凄いテクニックを駆使しようが「売ってやろう!」と思って言っていたのでは、その気持ちが伝わってしまいます。
もちろん、「売ろう、売りたい」という気持ちは大切です。
でも一番大事ではない。もっというと、その気持ちが相手に伝わると、お客様は嫌な感じがするものです。
かといって、「売れなくてもいいや」という投げやりな気持ちでもいけません。
「お客様に喜んでもらおう」という気持ちがベースになければ、気持ちは伝わりません。
先日住宅展示場を見に行ったときのこと。
10社ほどのモデルハウスが建ち並んでいたのですが、モノは試しと、手前にあるモデルハウスから順番に入っていきました。
面白いですね。
10件中9件までが最初の対応は同じなんです。
玄関にあるアンケート用紙に住所、氏名、電話番号、いつくらいに家を建てようとしているかを書かなくてはなりません。
そして、そのアンケート用紙を見て、営業マンが話をしてきます。
一件目
「松野様、今日は一日モデルハウスの見学ですか?」
「松野様、どちらのモデルハウスを回られましたか?」
「松野様、新築ですか、建て替えを検討されているのですか?」
「松野様、何坪くらいの土地ですか?」
「松野様、………………」
しばらくは答えていましたが、話すのがイヤになって、そのモデルハウスからは出てきました。どの言葉の裏にも「売ろう」「売りたい」という気持ちを感じ取ったからです。それもかなり露骨に。
ま、相手も商売だしな――と、気を取り直してもう一件。
「松野様、弊社の本日はモデルハウスにお越しいただきありがとうございます」
「家を建てるにしても買うにしても、何からどんな順番で何を考えていけばいいのか分からない……ということありませんか?」
「もしよろしかったら、いまどのような状態なのかをお聞かせいただけたら、どんな状況であれ、できる限りのことをさせていただきますので、宜しくお願いします」
言葉も違うのですが、その言葉から感じるものが全く違った。
何かできることを探して聞いてくれている。そんな気持ちが伝わってきたのです。
これって、電話やDMなどでも感じることがありますね。
チラシやDM(ダイレクトメール)を見て、なんか「売りたそう」とか「切羽詰まってる」ような感じを受けることが。
あるでしょ(笑)
そういう意味では、「思い」や「気持ち」は言葉に乗って伝わっていくのです。
日本には昔っから「言霊」と言われるものがあります。
言葉に宿る霊的なパワーのことです。
実際に、感情が物質にも大きな変化を与えることは証明されています。
同じチーズに「ありがとう」と「バカやろう」をしっかり感情を込めて言い続けると、ありがとうと言われ続けたチーズは1週間たってもカビが生えてこなくて、バカやろうと言われ続けたチーズは1週間で見事に真っ黒のカビで覆われたという実験すらあります。
これって、理屈を超えてるんですね。
・言葉にどんな思いを込めるか。
・言葉を何のために発するのか。
これからの時代は、これが本当に大切になってくるのです。
「誰の、何のための発信なのか?」
その思いに乗せて、たくさんの情報を発信していってあげてください!
間違いなく届きます ^^
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【あとがき】
“動機”が伝わるようになった。
これは、最近のブログや、FBの投稿でもよく書いています。
動機によって、感情は変わりますから、
改めて“感情”は大切だなと。
表面のコトバの中にある感情が、より伝わるようになってきた。
面白い時代ですね ^^
では、また!!
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