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発行日：xxxx年xx月xx日 |
◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆
第648号
★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★
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よろしくお願いします。
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
「問題解決の前に現状観察から問題定義する」
目次
…………………………………………………
〇前書き 「正しい答えより正しい問い」
〇本文 「ジレットの安全カミソリのイノベーション」
〇編集後記「OODAループ」
………………………………………………………
明けましておめでとうございます。
いつもお読みいただきありがとうございます。
令和3年1月6日水曜日
2021年最初のメルマガ配信になります。
今年もよろしくお願いします。
〇前書き「正しい答えより正しい問い」
■令和３年2021年が始まりました。
朝が1日の始まりであり
1日が月の始まりであるように
年の始まりは1月1日であり
今年も1週間が過ぎました。
■米調査会社ユーラシア・グループは4日、
2021年の世界の「10大リスク」を発表しました。
首位には米国のジョー・バイデン次期大統領を意味する「第46代」を選び、
米国民の半数が大統領選の結果を非合法とみなしている
社会分断の拡大を警告した。
2位には新型コロナウイルスの長引く影響をあげて、
世界政治や経済の安定を脅かすと予想した。
どちらも中国共産党に絡んでおり
2021年は何か得体の知れない激震が世界を揺らすかもしれません。
■今年最初のドラッカーコミュニテイカレッジ＃6
「正しい答えより正しい問い」で1月9日開催します。
以下のURLからお申込み下さい。
↓
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/k09ztro0qyjir6x09dekT
テーマは
「正しく問題定義することが為すべき戦略づくりに欠かせない」
です。
戦略づくりのマネジメントを体系化するにあたり
戦闘における生き残りにおいて戦士がどのように対処したか
2つの事例をご紹介します。
1人は日本人で太平洋戦争でゼロ戦にパイロットであった逆井三郎
もう1人は朝鮮戦争での勝因から戦略を編み出したジョン・ボイド
です。
孫子の兵法を御紹介してドラッカーの戦略論に繋げます。
問うべきは
正しい問題定義は「現実を正しく認識しているか？」
自分は困難な状況の中でどんな位置にいるか？
アメリカの大統領選挙とコロナ禍を
メデイアが報じたことを鵜呑みにするのではなく
現実をどう把握認識するか？
コロナ問題が人間社会に与える問題を
感染症専門家により煽り報道だけではなく
多角的に把握することが求められます。
ドラッカーコミュニテイカレッジ＃6
「正しい答えより正しい問い」で1月9日開催
ご関心ある方は以下のURLからお申込みください。
↓
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/k09zuro0qyjir6x09dfJl
■さて、
本日のテーマ
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「ジレットの安全カミソリのイノベーション」
「イノベーションと企業家精神」(P.F.ドラッカー、ダイヤモンド社）」より
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■髭剃りのジレットのイノベーションの物語りは
事例として多くの示唆を持つ。
ジレットは発明者でもなく特許も取得していない。
19世紀末、ひげの手入れは
貴族、裕福な商人だけが床屋で行う状況だった。
床屋は技能を必要とする職人だったが
高くて時間がかかった。
■床屋に行かなくても誰でも
安全にヒゲの手入ができる安全カミソリの技術がありながら
普及しなかった理由は値段だった。
床屋は10セントだったが
安全カミソリは5ドルだった。
■ジレットは他社が5ドルで売っている安全カミソリを
55セントというコストの５分の１の格安の値段で売った。
刃のコストは１セント以下だったが5セントで売った。
刃は自社の安全カミソリでしか使えないように設計した。
刃は6〜7回使えたので
床屋の１０分の１以下でヒゲが剃れた。
安全カミソリでの赤字を刃の売上で補って余りある値段で
経済的には充分採算があり需要が大きく伸びた。
■ジレットが行ったことはメーカーとして安全カミソリという
製品ではなく、消費者が買うもの「ひげそり」を売った。
「顧客は誰か？」に対しての答えは
床屋へ行けない多くの消費者であり、
「顧客価値は何か？」への答えは
「安全に安く髭を剃ることである。
ジレットのイノベーションは現在では
プリンターとインクであり、
携帯電話と電話料金である。
製品を売るのではなく経験を売るという
最近のビジネスモデルの先駆的事例と言える。
ジレットは当時の人々の髭そりと新技術である安全カミソリと
値段が需要を作りの制約であることなど
多角的に現実を観察することでイノベーションを行った。
〇編集後記（OODAループ）
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OODAループ（英語: OODA Loop、ウーダ・ループ）は、
Obserbation(観察）に基づく意思決定と行動に関する理論。
アメリカ空軍のジョン・ボイド大佐により提唱されて、
元々は航空戦に臨むパイロットの意思決定を
対象としていたが作戦術・戦略レベルにも敷衍され
更にビジネスや政治など様々な分野でも導入されている。
戦略論、プロジェクトマネジメントなどあらゆる分野に適用できる
し、マネジメントを発明したドラッカーとも重なる。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
■ホームページご案内
SCM（サプライチェーンマネジメント）とは
供給連鎖において在庫削減と欠品防止のジレンマを解消して
利益体質を改善する手法です。
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/k09zvro0qyjir6x09d0Hl
■以下の動画は回転摩擦抵抗の多いミニ四駆で走行速度が
１０％程度向上しました。
↓
今岡テクノロジー『制振装置R2O』ミニ四駆実験
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/k09zwro0qyjir6x09dtNv
２つのイノベーション
「在庫削減と欠品防止の両立」
「負荷運転でもアイドリングに近い軸振動抑制」
そしてこれらの研究開発を鼓舞した２つのマネジメント思想も
体系化しました。
ホームページご覧ください。
↓
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/k09zxro0qyjir6x09dDGt
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本メールの返信でよろしくお願いします。
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今岡善次郎
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部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。
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