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「自律しながら助け合う共同体」


2016年8月10日水曜日,猛暑の中皆さん元気ですか。


7日日曜日高校野球全国大会が開幕し、
第2戦で我が母校、出雲高校の初出場の試合をテレビ観戦しました。

関東から甲子園まで応援に行ったOBOGも多く、
地元出雲や関西在住も含めて盛り上がりました。

試合が終わった夕方には3月に客員教授を退任した
多摩大学大学院MBAコースの5人のOBOGが
それぞれつまみと飲み物持ち寄りで集まりました。

学校というのは単に学ぶ場所ではなく、
いつまでも交流が続く共同体なんですね。

■母校の甲子園での戦いテレビ観戦していて
解説者が絶賛してました。

負けましたが爽やかな試合でした。

島根県屈指の進学校で初出場。

初出場ではエラーや大量失点がつきものだが、
エラーは0、各回3点以上の大量得点与えなかった。

春の選抜優勝校の強豪の智弁学院にスクイズさせるほどに
相手を振り回した。

白いユニフォームで爽やかな動きなど・・・

楽しませてもらいました。


■多摩大学大学院MBAコース昨年秋修了生がその後の近況を
報告してくれました。

昨年の今頃、
修士論文提出して最後の審査会に向けてリハーサルし
相互研鑽していたこと思い出して盛り上がりました。

皆さん50歳代で僕の一回り下ですが、
それぞれ仕事を持ち、父として母として
又息子として娘として親の介護の責任を果たし
力強く生きているのを見て頼もしく思いました。

僕も古希の歳で博士論文に挑戦して学会発表論文原稿を
披露させてもらいました。


共にいつまでも学びあう友でありたいものです。



さて、
本日のテーマ
====================
「人間と企業,システムとしての制御系」
「システム再構築入門」(金田秀治、ぱる出版)より
==================

■金田氏は人間というシステムと企業というシステムを
メタファー(比喩)で理解しようとする。

どちらも3階層の制御系から成り立つ。

上位は「大脳」系であり、経営戦略を司る。

中位は「自律神経」系であり、
経営戦略と連携しながらも独自の自律的制御を行う。

下位は「細胞」系であり、
生産や販売の現場の判断を行う。

■ここで人間というシステムの、
生命に影響する制御系のの優劣はどうなっているか考えてみよう。

大脳が壊れても自律神経とも細胞は生きている。

自律神経と細胞がすべて破壊されると
大脳も破壊される。

身体が無ければ生命は維持できない。

つまり
現場が無くなると経営もなくなる。

ドラッカーは企業の遺伝子は現場にあると言った。

■欧米企業は企業戦略、長期戦略、技術戦略、製造戦略などと
「戦略」指向が強い。

経営の主体は戦略を司る経営者という傾向が強いが
現場系を疎かにする。


逆に日本企業は現場主義であり、
「戦略」というが概念に馴染まない。

どちらかの二者択一ではなく二項併存が
生きものとしては強靭である。

人間のいのちの営み、つまり制御又はマネジメントの目的は
「生きていく(存続する)」ことだが、
大脳だけではなく、自律神経も細胞系も必要であり、
自律神経や細胞だけではなく、
大脳も必要である。


■このようなマネジメントの考え方は
最近エコシステム(生態系)経営と言われています。

生態系は動物も植物も自律した固体と群れの
寄生と共生の連鎖で成り立っています。

生態系は相互依存の自律的制御で均衡が保たれている。


しかし、
現場の自律的行動がバラバラになると生命は破壊される。

システムを構成するそれぞれが自律する強さを持ちながら
相互に助け合い共生する関係、
すなわち共同体が健全で生命力の強いシステムである。


人間も生態系の一部であり、
人間から成り立つ企業も社会も生態系である。

生態系には2階層の制御系があり、
この2つを上手に働かせることが
リスクに対して強靭なシステムになる。



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imaoka@bizdyn.jp

今岡善次郎


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