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◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆
                   第303回   
     ★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★ 
     
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◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆

「明日開講 ネットワーク交流の場」

 
お早うございます。

今日もルマガお読み頂きありがとうございます。

朝昼夜の気温差が大きい季節です。

体調管理に気をつけましょう。

■5日土曜日奉職している
社会人向け大学院である多摩大学大学院の入学式と
その後の歓迎懇親会に参加しました。

学長と理事長の挨拶にもありましたが、本学の特徴は

社会人だけを対象としていること
教員も社会人として仕事を持っている人が多いことです。

20歳代から60歳代までの大学院生が入学してくる。

若い企業勤務者から自衛隊幹部まで多彩なキャリア。

教員より年上の学生も多いし、
社会的に成功している人も多い。

■僕にとって息子より若い学生もおれば同世代か
人生の先輩もいる。

だから学生同志、学生を教員同志、教員同志の
ネットワーク交流の場と言えます。

学ぶ知識より他業界の知見や思想やセンスを
コミュニケーションを通じて身につける絶好の機会となります。

■僕が主催するカフェ「ドラッカー塾」も
同じようなコンセプトの簡易版と言えます。

多摩大学大学院と両方参加している
人も多くいます。

今回カフェ塾参加の動機をメールしてくれました。

・他業界に関わる方々の思想、知見に触れて、
センス・感覚を高める

・様々な方とのコミュニケーションを通じて、
仕事の目的、生き方をよりクリアにしていく

このような場にしたいと思っています。


■■■平日コース4月10日19:00
コミュニテイカフェ「ドラッカーマネジメント塾」
第7期2014年春期開講します■■■

初回テーマは
「ドラッカーの社会生態学マネジメント」
です。

社会生態系(エコシステム)のモデルで
社会と組織を人間を観察します。


僕の多摩大学大学院の公開講座に聴講に来て
概念に共通点があるとロルフィングを教えてくれた
現在多摩大学大学院生である、
米国認定ロルファー 川口舞子さんが
「身体の統合と調律」というテーマでゲスト講師として
お話します。

ダウンロードチラシ

http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/d02e1pt07nqwihyisefGU


なお川口さんは
六本木にある酸素カプセルなどボデイケアサロン
のマネージャーです。

http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/d02e2pt07nqwihyiseUlv

顧客の健康に役立つ仕事とともにボデイケアサロンの
マネジメントも研究テーマとして取り組もうとしています。

組織の生命力(QOL:Quality Of Life)を
目的にする点で同じです。


■なお週末コース開講日は4月12日土曜日
ゲスト講師は
「食品開発と地域再生」を話して頂く
食品コンサルタント 門田直明さんです。

これも日本農業とも関連があるエコシステムです。


日程、料金、申し込み方法、場所等
詳しくは以下チラシをご覧ください。

ダウンロードチラシ

http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/d02e3pt07nqwihyiseSpv

お待ちしています。

視点を変えてお話しますので過去に
参加された方も大歓迎です。

過去3年フルコース参加者でご希望の方に
修了書お渡ししていましたが
今期からフルコース修了者全員に修了書お渡しします。

又スポット参加歓迎します。

又初回スポット参加でフルコース切替の方は
スポット料金を控除した参加費を後ほどお支払い下さい。

フルコースは時間の都合がつかない方は
参加できなかった回は秋の第8期に追加料金なしで
参加できます。

本メール返信でお申込下さい。


さて、
本日のテーマ
===================
1.陰が極まれば陽に転ずる(森信三全集)
2.組織は道具である
(ドラッカー「ポスト資本主義」)
3.事例研究:
ハーマンミラー社「ベストを尽くせる組織か」
'Leadership Is an Art'
(邦訳 響き合うリーダーシップ、海と月社)

===================

 
1.陰が極まれば陽に転ずる(森信三全集)


■ヘーゲルの弁証法に通じると森信三が論じた
「易」の代表的思想は
「極陰は陽に転ずる」
(陰が極まれば陽に転ずる)

どん底に落ちれば上がるしかない。


人も組織も社会も
盛衰、吉凶を繰り返す。

吉と凶は人の最も切実な具体的現実である。


■東洋哲学は宇宙の世界観と
現実の処世を結びつけようとする。

一方西洋の哲学は知的体系のスケールは大きいが
現実の人生の実務から離れる。

知的対話や関心が主たる目的となる。

ドラッカーによると
西洋の知識人は知識が現実に応用されることを
堕落と観ていた。

現代日本の知識人の間でも現実の人生に関わる「易」は
非科学的な占いとしてしか見なしていない。

■しかし、現実の世界で
人生や組織をマネジメントする時
陰陽二元論は強力な思想的道具となります。

工場における増産と減産、稼働と非稼働、
欠品と過剰在庫、攻めと守りなど
陰と陽のバランス制御でスムーズな流れが
マネジメントできます。



■歴史を俯瞰しても
覇権国家の盛衰は陰陽を繰り返す。

七つの海を支配した大英帝国の没落も、
世界の警察官となったアメリカの経済力も
陰から陽に転じそして又陰に転じつつある。

陰が極まればまた陽に転ずるかも知れない。


人間の身体も交感神経と副交感神経
アドレナリンとエンドルフィンという
正逆(陰と陽)でホメオステータス(安定維持)が
マネジメントされています。

企業のマネジメントも
生体的リズムを参考にした
自律的制御の仕掛けが必要になります。



2.組織は道具である


■企業、病院、政府など組織は
それぞれ一つの目的を持つ道具である。

顧客にとっての道具であると
ドラッカーは言います。

包丁やまな板など調理道具
ノコギリ、金槌など大工道具
剣、鉄砲、槍などの武器

それぞれ単一の目的を持つことで切れ味が
するどく使う人にとって役立つ。

組織も専門分野を絞ることで
目的遂行能力を高めることができます。


■組織も一つの目的を持ち
一つの問題しか扱わない。

企業は社是によって分野を絞ることで
成果を上げます。

車を作る会社から食品を買う顧客は少ない。

組織は1つの目的に集中して始めて
効果的な存在となる。

ところが家族や地域社会、国家という
コミュニテイは人間の生活全てに関わるから
全ての問題を扱わざるを得ない。

■ドラッカーは
組織の目的が多様化することで崩壊することを
アメリカのキリスト教会を例に上げて説明しました。

教会の使命は「魂の救済」であるに関わらず
社会変革を促進し政治化して
統合力と訴求力と信者を失ったことがあった。

■医療や介護や患者家族会でも同じだと思います。

患者や家族を支援することが使命であるにも関わらず、
行政や社会変革や教育機関となることで
顧客を失います。

家族の道具が行政の道具になっては
会員は離れていきます。

組織は顧客を正しく認識して
顧客の道具になってはじめて社会的存在価値が
あるのです。



3.事例研究:
ハーマンミラー社「2種類のリーダーシップ」
'Leadership Is an Art'
(邦訳 響き合うリーダーシップ、海と月社)

■組織にとって突発的な問題が発生した時
トップダウンのリーダーシップで問題が対処されることは
通常の組織では稀である。

組織の階層とは関係のない誰かがリーダーシップをとって
欠かせない関係者を巻き込んで
迅速に事に対処することが多い。

トップの命令があってもなくても
事が急ぐ場合もある。

■ハーマンミラー社では
組織上のリーダーではない突発的課題に
対処するリーダーを遊軍リーダーという。

遊軍とは軍隊用語で予備隊である。

企業では通常の業務は階層構造の組織でこなすが
突発的な課題に対処するには
プロジェクトか委員会を作って対処します。

遊軍とはプロジェクト組織とも言えます。

■縦の指揮命令系統は権威で人が動くのに対して
プロジェクトや遊軍は信頼関係と規律が
欠かせません。

信頼関係とはお互いに依存し合っている組織において
互助の心と心のつながりである。

規律とは責任と義務である。

■ハーマンミラーの元CEOのマックスデブリ―は
個人として集団として潜在能力を
フルに発揮する組織にするために遊軍リーダーシップ
を尊重しました。

仕事に活力を与え
社員にとって人生に意味を与えることを職場の目標にしていた。

縦の階層構造の目標を達成することだけが
人生ではないと。


●ご質問ご意見は気軽に
返信でご意見よろしくお願いします。

imaoka@bizdyn.jp

今岡善次郎


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個別にお礼メール差し控えますが
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多摩大学大学院客員教授
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部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。