バックナンバー

  今岡善次郎のマネジメント・メルマガ http://www.bizdyn.jp

□ 最新号

  「3人寄れば文殊の知恵」コラボ...

□ このメールマガジンを読者登録
   しませんか?

 
メールアドレス

お 名 前

ひとこと欄


解除方法は届いたメルマガ内をご覧下さい
CombzMail コンビーズメールを使って、
メルマガ配信しています。

□ このメールマガジンをRSSリーダーに
   登録しませんか? 
RSSリーダーとは?

     

□ これまでの発行号

  「3人寄れば文殊の知恵」コラ...
マネジメントは資源を顧客価値...
心身ともに健康に生きる秘訣
顧客に聞くだけではなく顧客の...
組織の内部で発生するのはコス...
腹は丹田とも言い丹田呼吸で心...
メタファー(比喩)による発想
グローバルビジネスとグローバ...
楽天的に不良長寿を目指そう!
探検とは想定外の現象を発見す...
企業間のサプライチェーンは共...
怒りや恐れや悲しみなどのスト...
希少な事実から洞察を得ること...
再送 人は指揮命令で行動する...
人は指揮命令で行動するのでは...
人は指揮命令で行動するのでは...
人生を楽しむことが健康で長生...
デザイン思考はニーズを需要に...
マネジメントが基盤にすべきも...
マネジメントの目的の第1は自...
イノベーションという革新には...
マーケテイングはニーズを探し...
生命力アップの為には腹(腸)...
新しいイノベーションの目標は...
異質な知見を組み合わせて多様...
人間の自然生命力を強化する納...
企業家精神にはイノベーション...
知識労働者はゲリラ戦の兵士で...
食事や運動など生活習慣など免...
強い目的意識が専門分野を超え...
ドラッカーは組織のマネジメン...
免疫力はマネジメント力と同じ...
マネジメントの対象は生き物の...
自分をマネジメントすることを...
ヨーグルト、納豆、漬物など発...
ドラッカーや川喜多二郎の方法...
生き物の構造から企業組織の構...
健康管理に役立つ小口多頻度供...
物に本末あり事に終始あり、前...
カリスマによる指揮命令型の組...
腸内細菌も人間も大自然の一部...
イノベーションとは技術革新で...
強いのが生き残りの条件ではな...
ヨーグルトなど健康維持に発酵...
改善の『改』は改める、新たな...
事が起こらなくても心身の可動...
生活ルーチンが人の心身のマネ...
制約のない状況の中でのデザイ...
優劣というのは相対的なもので...
脳からの指令だけではなく腸か...
デザイン思考・OODA・KJ...
布施・自戒・忍辱・精進・禅定...
天理人理による健康長寿を目指...
経営戦略をデザイン思考で考え...

他のバックナンバー

  発行日:xxxx年xx月xx日

このバックナンバーをメールで受け取る
メールアドレスを入力してください。

ここで入力したメールアドレスは
このバックナンバーを送信するためだけに利用され
メールマガジンの読者登録などは行われません。
◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆
                   第298回   
     ★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★ 
     
本メルマガはボランティア寄付金で運営しています。

僕の講演を聞いて頂いたり名刺交換した方に
お送りしておりますが、
不要の方はそのまま返信頂くか
ご面倒かけますが解除手続きお願いします。

配信解除手続き&寄付金制度は最後をご覧ください

◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆

「泣き笑いと快不快」

 
お早うございます。

今日もルマガお読み頂きありがとうございます。

新年度に入り学校や役所、会社も入れ替え再編が
行われたと思います。


●昨年の年末に女の子を出産した娘が
晴れた28日金曜日に初めて孫と一緒に
一人暮らしの僕のマンションに来ました。

男料理の煮ものとおにぎりで昼食を楽しんでいる間
赤ん坊は僕のベッドで転がりながら
澄んだ目で爺である僕の姿を追う。

アルバムを探し娘の同じ赤ん坊の頃の写真と
比べて同じ顔をしていることに
父娘とも驚嘆し笑いあいました。

いのちの繋がりを実感しました。

●泣くだけではなく笑顔を見せて
快不快を表現し母親を求める。

泣き笑いと快不快は
自律神経である交感神経と副交感神経の働きである。


ホメオスタ―シスという正逆の制御系のメカニズム
によっていのちが維持されている。

アドレナリンという活動ホルモンと
エンドルフィンという安静快適ホルモンが
いのちの免疫系に影響を与えるという
(「蘇活力」南和友、アチーブメント出版)

●後述する 
森信三のいのちの定義「陰陽動的二元論」
はいのちの発展を説明する「易」やヘーゲル弁証法が
元になっているという。

子供の成長も組織の進化も社会の歴史的発展も
陰陽二元論、正反合で説明できるという。

インフレとデフレ、アクセルとブレーキ
ともに陰陽動的二元論でシステムは維持できます。

ホメオスタ―シスという正逆の制御系のメカニズム
を巧く使うことが重要なマネジメント原理だと
分かります。

企業の増産と減産による欠品・過剰在庫防止の
サプライチェーンマネジメントも
陰陽動的二元論で説明できる。


■■■平日コース4月10日19:00
コミュニテイカフェ「ドラッカーマネジメント塾」
第7期2014年春期開講します■■■

初回テーマは
「ドラッカーの社会生態学マネジメント」
です。

社会生態系(エコシステム)のモデルで
社会と組織を人間を観察します。


僕の多摩大学大学院の公開講座に聴講に来て
概念に共通点があるとロルフィングを教えてくれた
現在多摩大学大学院生である、
米国認定ロルファー 川口舞子さんが
「身体の統合と調律」というテーマでゲスト講師として
お話します。

ダウンロードチラシ

http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/d0t6lot07nwz1vx0rijiH


なお川口さんは
六本木にある酸素カプセルなどボデイケアサロン
のマネージャーです。

http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/d0t6mot07nwz1vx0rivWr

顧客の健康に役立つ仕事とともにボデイケアサロンの
マネジメントも研究テーマとして取り組もうとしています。

組織の生命力(QOL:Quality Of Life)を
目的にする点で同じです。


■なお週末コース開講日は4月12日土曜日
ゲスト講師は
「食品開発と地域再生」を話して頂く
食品コンサルタント 門田直明さんです。

これも日本農業とも関連があるエコシステムです。


日程、料金、申し込み方法、場所等
詳しくは以下チラシをご覧ください。

ダウンロードチラシ

http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/d0t6not07nwz1vx0riQbr

お待ちしています。

視点を変えてお話しますので過去に
参加された方も大歓迎です。

過去3年フルコース参加者でご希望の方に
修了書お渡ししていましたが
今期からフルコース修了者全員に修了書お渡しします。

又スポット参加歓迎します。

又初回スポット参加でフルコース切替の方は
スポット料金を控除した参加費を後ほどお支払い下さい。

本メール返信でお申込下さい。


さて、
本日のテーマ
===================
1.陰陽動的二元論(森信三全集)
2.社会生態系の組織
(ドラッカー「ポスト資本主義」)
3.事例研究:
ハーマンミラー社「ベストを尽くせる組織か」
'Leadership Is an Art'
(邦訳 響き合うリーダーシップ、海と月社)

===================

 
1.陰陽動的二元論(森信三全集)

■有機系、複雑系、生態系どれも現代西洋の
漢字訳です。

漢字もそもそも外国語であり、
外国語から外国語に翻訳された概念であり
日本人にとって分かりにくい。

森信三は「いのち」という和語を使っています。

理論的哲学的な先人の知を東西の賢人から
二つの解説をしてくれます。

一つ目は
数学者であるライプニッツと仏教の華厳経に
重々無尽世界構造という共通性を見つける。

複雑系の多重に重なり合う無限フラクタル構造
との共通性を僕は観ます。


■二つ目は易の陰陽二元論であり、
夜と昼、寒と暑、男と女、生と死などがいのちの原理であり
動的に循環するという思想です。

易の世界観は四季、昼夜の循環の元である
天体の運行の循環、宇宙の動きが
いのちの動きと同じであるとする。


■易に相当する西洋の知はヘーゲルの弁証法であるという。

ヘーゲルは青春時代にギリシャ史を研究し
現実の歴史が動く法則を観察した。

「正」「反」という正反対の異質なものが「合」って
発展し次の段階において「正」となる。

これが無限に繰り返されて多様な世界が作られる。

易の陰陽の組み合わせが何段階も組み合わされて
多様な世界を説明する。

筮竹で人や社会を占うことも行う。

■易と弁証法にみる世界観は
一人ひとりのいのちも、組織のいのちも、国家社会のいのちも
、そして人間社会のみならず、
植物も動物も、自然も説明することができる。

陰陽動的二元論はいのちを説明するモデルとして優れている。

自律神経の交感神経と副交感神経、
アドレナリンとエンドルフィンという
ホルモンによる陰陽の免疫系も
ホメオスタ―テスという「いのち」の維持メカニズム
に使われています。


2.社会生態系の組織


■産業も、大学も、あらゆる分野で専門化が進み
専門別に目的を持った組織が増殖して来たのが
現代社会の特徴です。

車を作る会社も、コンビニチェーンを展開する企業も
特定の病気を治す専門病院も
専門分野別に限定したことで知識と熟練度が深まり
成果を上げています。


■ドラッカーによると
近代の歴史においてこれらの多様に増殖していく組織に対して
社会学や経済学は「社会の毒」とみていた。

政治学者や社会学者は組織を異常なもの
あるいは危険で病的なものとして見なしていた。

現代日本でも
知的エリートと言われる評論家は大企業の存在に
常に批判的である。

■アメリカの哲学者、トーマス・クイーンが初めて
企業など現代組織を新時代の
「パラダイムシフト」と言って肯定した
(「科学革命の構造」1962)

欧米のエリート達にとって
企業という組織の出現を新しい現実として
受け入れるのに30年から50年の期間
ほぼ2世代必要だったという。

学者の世界でのさらに長い年月が必要だと。

■企業など組織が知識人や学会で受け入れられなかった理由は
企業、病院、政府機関、軍隊、大学、労働組合など
それぞれ別個のものとして扱われていたからだ。

これらの組織を社会の中で有効に活かすマネジメントの原理は
相違点より共通点がはるかに多い。

一部の人々にマネジメントの原理がどんな組織にも
共通だと認識されたのはつい最近のことだそうです。

現代日本でも多くの人はマネジメントは
企業のものだと認識されています。

社会生態系という観察手法は人間の知を中心に据える
知的エリートの認識を超える。

ドラッカーは社会生態学者として
組織の発生・増殖・進化を観察してマネジメントを発明しました。




3.事例研究:
ハーマンミラー社「ベストを尽くせる組織か」
'Leadership Is an Art'
(邦訳 響き合うリーダーシップ、海と月社)

■どんな組織でもメンバーがそれぞれ
「ここはベストを尽くせる組織か」という問いに
「イエス」と答えられなければ
人は仕事に情熱を注げない。

ハーマンミラーの
マックスデプリ―はリーダーとして
社員がいくつかの権利を持つことは当然だとした。


■それぞれの社員が

・自分が組織の目標に主体的に関わる権利

・組織から関与を求められる権利

・心と心の関係を作る権利

・使命を理解する権利

・責任を持って仕事をする権利

・抗議する権利

を持つことである。


■ピーター・F・ドラッカーは

人は他人から指揮を受けて行動するのではなく
自分を動かすのは本人だけであると
言いました。

自律性と自由が人が仕事をする条件である。

一人ひとりが組織の目標と信条の元に行動する組織が
成果を上げることができると。


■真摯に情熱を持って仕事に打ち込めように
リーダーは従業員に権利を与えることを
恐れてはいけない。

多くの組織ではリーダーが仕事の邪魔をする。

リーダーに邪魔されていると感じる組織では
だれしも熱意を注ぐことができない。

思慮の足りないリーダーはいずれ
早かれ遅かれ組織を崩壊に導く。

皆が「ベストを尽くせる組織か」の問いに
「イエス」と答えられる組織にしなければならない。



●ご質問ご意見は気軽に
返信でご意見よろしくお願いします。

imaoka@bizdyn.jp

今岡善次郎


■■■■■寄付金のお願い■■■■

いつもご寄付ありがとうございます。

何度も寄付頂いた方、
個別にお礼メール差し控えますが
大変感謝申し上げます。

これからもあらためて
学生や無職の人でマネジメントを学びたい人のために
ご寄付(お布施・献金)お願いします。

金額やお名義は問いません。

請求や領収書など入金管理はしません。

一口月500円(ワンコイン)を
ベースとして随時受け付けます。

年間まとめ(6000円)、
半年(3000円)
月次(500円)もOK。

寄付金(お布施)箱(口座)

三菱東京UFJ銀行
新宿中央支店(469)
口座番号 5324740
口座名義 株式会社 ビジダイン


■今岡善次郎マネジメント・メルマガ
登録・変更・解除はご面倒でも下記のフォームで
お願いします。

http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/d0t6oot07nwz1vx0riV7U

バックナンバー
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/d0t6pot07nwz1vx0risG5


株式会社ビジダイン
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/d0t6qot07nwz1vx0riYTr
多摩大学大学院客員教授
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/d0t6rot07nwz1vx0rixru
----------------------------------------------------------------
部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。