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「東京スカイツリーの制振構造と僕の道楽研究」



平成30年2月21日水曜日のメルマガ配信します。

■18日日曜日に冬晴れの日、思いついてスカイツリーを
初めて見物しました。

東京タワーの333mに対してほぼ倍の634mの高さです。

映した写真動画facebookにアップしましたのでご覧ください。
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/h0h8xtq0st7w2vzm4sRuw


現代の最新振動制御技術が使われているが
実は日本古来の五重塔の原理と同じものだった。

https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/h0h8ytq0st7w2vzm4sjL5

以下転載します。

■地震や強風時の揺れに対し、
いかに安心・安全な建物とするかさまざまに試みた結果、
中央部に設けた鉄筋コンクリート造の円筒(=心柱*)と
外周部の鉄骨造の塔体を構造的に分離し、
中央部の心柱上部を「重り」として機能させた、新しい制振システムを用いています。

原理としては「質量付加機構*」という現代の制振技術を応用したもので、
大地震時に40%程度の応答せん断力を低減することができます。

一方、日本の伝統的な塔である「五重塔*」は、
これまでに地震による倒壊例がなく、
その秘密は、同じく建物中央の柱=心柱にあると推察されています。

634mという塔を現代の技術でつくろうと試みた結果、
いわば、現代の最新技術と伝統的構法が出会ったわけです。

そこで、今回の制振システムを五重塔になぞらえて、「心柱制振」と呼んでいます。

質量付加機構
地震時などに、構造物本体とタイミングがずれて振動する付加質量(=重り)を加えることで、
本体と重りの揺れを相殺させて、構造物全体の揺れを抑制する制振システムです。


■これは僕が研究開発している回転軸振動制御にも使われており
構造が似ているということで特許の拒絶を受けています。

しかし原理と構成が全く違うのでこれを如何に認識してもらうか
イノベーション課題です。



さて、
本日のテーマ
====================
「新発見の知識によるイノベーションは30年要する」
「イノベーションと企業家精神」(P.F.ドラッカー、ダイヤモンド社)」より
==================

■発明発見がイノベーションとなるのは当然と思われるが
それが実を結ぶまでのリードタイムは相当長いと
ドラッカーは言う。

1907年化学合成物によるバクテリアの制御によって
梅毒治療の史上初の抗菌剤サルバルサンが開発されてから
細菌疾患の治療薬サルファ剤が広く市場に出るまで
26年後の1936年だった。

デイーゼルエンジンの原理が1897年に開発されて
船舶、機関車、トラック、バス、乗用車の動力になるのは1935年、
38年要した。


■コンピュータの開発に必要な要素技術は
・二進法の発見
・三極管の発明
・記号論理学
・プログラミングとフィードバックの概念の開発
これらは17世紀から1918年までに開発された。


しかしこれらの既知の知識が揃っているにもかかわらず
コンピュータが最初に開発されたのは
1946年までの30年要した。

その間に世界大戦が2回あった。

存亡をかけた戦争が、病人や怪我人を救い
交通や武器の制御のニーズを高めた。

個別の専門性の高い技術が実用化されるには
外部から危機、すなわち強烈なニーズが必要だと言う。

■技術だけではなく
金融資本主義に必要な銀行システムも
マネジメントの進化も同様に25年から35年かかった。

ドラッカーが出るまで
マネジメントは組織論、人事管理論など
一つの局面に的を絞ったものだけだった。

現在でも俯瞰的社会生態学的マネジメント論は
学会やコンサルタント会社でも、
また企業や行政機関でも受け入れられていない。

存続するか倒産かという危機存亡に直面しないと
俯瞰的なマネジメントが取り入れられない。

日本発のリーン・オペレーション・マネジメントの元祖
トヨタ生産方式も
日本で自動車産業が必要かどうか
存亡の危機において実現した。

■25年から30年というのは
世代交代のリードタイムと一致する。

人間の頭脳は一度パラダイムがセットされると
新しいパラダイムに変えることができないだろうか。

LEDやIPSの日本発ノーベル賞の発見も
世の中で一般化するにはまだ10年はかかるだろうか?

しかし現在はインタ―ネットで瞬時に情報が得られる時代だから
原理がオーソライズされるプロセスと実際の応用が
同時並行に進む。

僕が取り組んでいる
回転軸抵抗相殺振動抑制技術も
学会向け論文と特許申請を同時に進めています。



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今岡善次郎


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仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
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