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「こんにちは、赤ちゃん、僕がジージだよ」


10月4日水曜日のメルマガ配信します。

今日もお読み頂きありがとうございます。

秋らしい気温になってきました。


■又選挙の季節がやってきました。

またもや新党ブームが起き、
希望の党とか、日本語としては誰もが大事にしている
言葉を政争のコンセプトにするという手段を択ばない手法に
違和感感じます。

政策という手段の前に政治家の信念が見えなければ
不毛な論争にしか聞こえない。

憲法も安保法制も手段であり何故それが
必要かの現状観察の議論を避けている。

ドラッカーの定義するマネジメントとは
資源を顧客価値に変換することで
人類の福祉、生活、安全に貢献する信念の具現である。


政治は国のマネジメントであり
子孫代々まで国民を顧客にして国民の福祉、生活、安全に貢献する
信念の具現でなければならない。


■10月2日僕にとって4人目の孫、男子が誕生しました。

父も母も叔父叔母の世代だけでなく
同世代の従兄弟や友人を見送る一方で子孫を迎えることが
出来ましした。

昨日「こんにちは、赤ちゃん、僕がジージだよ」と
初対面を果しました(笑)。

彼のこれからの人生において
70年のズレで世間を共有することになりますが、
政治家の皆さんには良い政治を行ってもらいたいものです。


■それぞれの立場で人々のために安全・安心のための
マネジメント、昨日より今日、今日より明日がより住みやすい
ようにするイノベーションができれば素晴らしい。

子孫のためにも残りの人生最後まで
ものづくりを端緒とするオペレーションマネジメントと
安全で省エネで地球環境を改善する振動制御と
人生キャリアの総まとめのイノベーションを続けます。



さて、
本日のテーマ
====================
「ノウハウKnow-HowよりノウホワイKnow-Why」
「トヨタ生産方式のIE的考察」(新郷重夫、日刊工業新聞社、1980年)」より
==================

■ノウハウKnow-Howとは手法であり、ある問題に使えても
別の問題に使えるとは限らない。

ノウホワイKnow-Whyとは
何故そうすることが問題解決になるかについて
答えを持つことである。

トヨタで成功しても業界が違い製造方法が違えば
改善のつもりが改悪になると
新郷氏は言う。


■例えば一つの誤解が
「トヨタ生産方式はカンバンシステムである」というのがある。

カンバンシステムがノウhowであり
何故それが改善になるか説明しない。

トヨタ生産方式は流れをつくり財務的収益改善につながる
生産の思想であり
カンバンシステムはその手段でしかない。

目的と手段を混同してはいけない。

トヨタ生産方式とはカンバン以外にも
様々な手法があり、また、新たな手法を創造する考え方
である。


そこにはノウホワイKnow-Why、
何故そうするかの思想がある。


■トヨタ生産方式は
ものづくりマネジメントの思想である。

ドラッカーのマネジメントが手法ノウハウよりも
何故そうするか(ノウホワイ)を重視しているように
マネジメントは理念や為すべきこと(ノウWhat)の思想がなければ
状況変化に対応できない。


衆議院解散に伴い総選挙において各政党も
安全保障政策、憲法改正、消費税など手法で争っているがノウhowではなく
ノウwhyやノウWhatである理念を大事にして欲しい。

■トヨタ生産方式における品質改善に
「なぜWhyを5回」という思想がある。

手法も5段階あるということになる。

5回何故問うことによって
根本問題に対する解決策にたどり着く。


ものづくりの最終目的は何か。

政治の最終目的は何か。

振動制御の最終目的は何か。


ノウハウだけに限定すると
新しい問題や想定外の危機や想定外の現象に対して
うろたえるだけで危機を突破できないし、
新規のイノベーションは起こせない。




●ご質問ご意見は気軽に
返信で意見よろしくお願いします。

imaoka@bizdyn.jp

今岡善次郎


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