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                   第348回   
     ★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★ 
     
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◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆


「エコシステムとしての日本的経営と
システムインテグレーター」

おはようございます。


2月17日火曜日の朝を迎えました。

春は近いとはいえ未だ寒いですね。

今日も一日いい日でありますように!


■15日日曜日最初に勤務した東洋エンジニアリングの
所属した部署の大先輩を偲ぶ会に参加しました。

創業当時の話や経営の浮き沈み、
成功や失敗の原因などエンジニアリング業界の特徴など
マネジメントに関する深い話題や
健康や死生観など話題で盛り上がりました。

エンジニアリング業界でキャリアをスタートして
サプライチェーンマネジメントを究明した僕が
なるほどと思ったことがあります。

◆生産システムとしての化学プラントの設計から工事(組立)において
機器を制作する大手メーカーに対して優位に立てるのは
機器の繋がりである配管システムにある。

配管システムは工程の統合(インテグレーション)
の繋ぎであり、プラントシステムの成果を左右する。

サプライチェーンマネジメントは
設備や人の繋がりでインテグレーションするマネジメントである。

人は無意識に過去のキャリアを生かして仕事をする
ものだと納得しました。

■14日今岡塾2014年度後期#8期終了しました。

http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/e0kphgs0uoluhwcpszsJ0

ご参加の皆さま、又メルマガで関心持っていた抱いた読者の皆様
ありがとうございました。


第9期に向けて企画準備しています。

日本的経営とは
エコシステムとして経営システムをモデル化することにある。

欧米の経営に影響を与えたか、その思想に日本の影響がある
と思われるマネジメント思想家

ドラッカー、ゴールドラット、ピーターセンゲ、オットーシャーマー
 ヘンリーミンバーグ、・・・

米国のイノベーション、ステーブジョブスや、ビルゲーツに比較して
日本のイノベーションを卑下するのは間違っている。

彼らは日本から多く学んでいるからです。

日本的経営の本質を見直して
マネジメントを体系化する必要がある!
と思っています。

米国型MBAのように個人にスキルアップのみで売り込むのではなく、
現実の組織内でチームワークを良くし
風土改革と戦略作りと実戦のノウハウを
身に着けて参加者同士が応援後押しできる場にしたい。

MBA(マスターオブビジネスアドミニストレーション)
MOT(マネジメントオブテクノロジー)
に対して
MOI(マネジメントオブイノベーション)にしようかと
考えています。


2015年度を新しく企画するにあたり、
過去4年のご参加者の方々から感想やコメント、
頂ければありがたいです。

よろしくお願いします。


今岡善次郎


さて、
本日のテーマ
====================
1.西洋の詩と日本の俳句・短歌(森信三全集幻の講話)
2.国のために死ぬか国のために生きるか(ドラッカー「ポスト資本主義」)
3.システム・インテグレーター「システム再構築入門」(金田秀治、ぱる出版)
===================


1.西洋の詩と日本の俳句・短歌(森信三全集幻の講話 )


■森信三によると、
西洋では小説家より詩人の方が尊ばれているという。

一方、日本では詩人が小説家より尊敬されているわけではない。

芭蕉の俳句や万葉集の短歌、そして川柳はよく読まれているが
詩はそれほど一般化していない。

「詩人」とは西洋風の自由詩を作る人であり、
俳句や短歌を作る人ではない。

■日本では西洋風の自由詩は
明治維新以降、西洋から入り、
島崎藤村らが広めて歴史的には新しいそうです。

しかし本来、民族的詩的表現として
短歌や俳句は日本民族の感性を表す「詩」であると
言える。

■西洋の詩に比べて短歌や俳句は
5・7・5・7・7
5・7・5
の少ない文字で表現する。

庶民によって読まれ、作られ
国民性の中に浸透している。

詩だけではなく日本語では少ない言葉で
コミニケーションすることが
詳細な言語で表わすより重視される。

■短歌や川柳でも俳句でも
長い歴史の中で庶民の感情を伝える言語手段になっている。

頭で伝えるよりも感性で伝える習慣がある。

これは日本的経営においても言えるのではないだろうか?


本来は人の心を清らかにする「美」的意識の中で仕事をしたいのだが、
資本主義経営の中で
人の心に自然体が失われている。。

西洋的詩は作れなくても
日本人は「詩人」であると
森信三は言います。


2.国のために死ぬか国のために生きるか(ドラッカー「ポスト資本主義」)

■ドラッカーによると

国のために死ぬのは愛国心であり、
国のために生きるのは市民性である。

愛国心、すなわちナショナリズムはどこの国にもある。

マルクスは国のための忠誠心は
労働者階級への忠誠心に変わると予言した。

しかし、多くの労働者は国のために戦った。

■市民性とは国のため、社会のために
進んで貢献する意欲である。

ポスト資本主義社会においては
市民性への回復こそ枢要なテーマである。

市民性とは能動的なコミットメントであり
責任である。


■ところが巨大国家において市民性が機能しなくなった。

今日個人は投票と納税以外に
社会に影響与えることができなくなった。

社会に市民性がなければ国家は権力的になり、
国民を結びつけるものは「権力」になる。


■自律的な市民が世の中を良くすること
人のために、世間のために貢献することで満足や誇り
を回復しなければならない。

ドラッカーの言う市民性とは
家族や組織社会のために働く意欲を回復することである。

権力や命令ではなく、
自由な意思で国のため社会のために何をするかを
を考えること、
すなわち「国のため死ぬのではなく生きる」ことが
市民性なのだと。


3.事例研究:システム・インテグレーター
「システム再構築入門」(金田秀治、ぱる出版)

■イノベーションとは知識の新しい組み合わせか、
業務機能の統合で可能になる。

シュンペーターは「既知の知識の新規の組みあわせ」
がイノベーションであると定義しました。

トヨタのかんばん方式も
工程の統合(インテグレーション)と言えます。

■従ってイノベータ―とはインテグレーター(統合する人)
と言えます。

人と人を統合する、
人と資本を統合する
知識と資本を統合する
材料と設備を統合する。

統合とは「繋ぐ」ことである。


■日本人と欧米人では統合の方法が少し違うようです。

日本人は現状のシステムに横串を指して
隣のシステムと連携、協力しあう。

結果としてシステムがつながってインテグレーションが完成する。

一方欧米から来る方法論では最初から全体を俯瞰し、
コンセプトをデザインし詳細を定義する。


■目的やコンセプトは重要だが
日本的アプローチでは最初の段階での抽象的議論に時間をかけることを
苦手とする。

現場のミクロな観察や探究にこだわり時間をかける。

自分の担当だけではなく周辺や全体に関心を持つ
ことを重視する。

隣と「手を繋ぐこと」で
結果としてインテグレーションが出来上がる。

もっとも二律背反ではなく、
両方のアプローチの統合が正しい方法かもしれません。



●ご質問ご意見は気軽に
返信でご意見よろしくお願いします。

imaoka@bizdyn.jp

今岡善次郎


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何度も寄付頂いた方、
個別にお礼メール差し控えますが
大変感謝申し上げます。

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金額やお名義は問いません。

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一口月500円(ワンコイン)を
ベースとして随時受け付けます。

年間まとめ(6000円)、
半年(3000円)
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新宿中央支店(469)
口座番号 5324740
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多摩大学大学院客員教授
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部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。