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時代の流れに逆行したヒット商品!? / Weekly Focus第50号
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フォーカスマーケティング蛭川です。
昨年10月からスタートした本メルマガも、50回を数えることになりました。
今年に入り週1回の発行を目標にしてきましたが、皆様の激励のお言葉を励みに
50号まで継続することができました。ありがとうございます。
今後も週1ペースを維持していきたいと思います。
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デジカメ需要低迷の中でヒットしているフィルムカメラ
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先週、富士フイルムの業績発表が日経新聞に掲載されました。
以下2014年10月31日、日経新聞朝刊より引用
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富士フイルムホールディングスが30日発表した2014年4〜9月期の連結
決算(米国会計基準)は、純利益が前年同期比29%増の405億円だった。
インスタントカメラ「チェキ」の販売が好調だったほか、高級機種への集中
が効果を上げ、デジタルカメラの採算が改善した。
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デジカメは、スマホによるカメラ需要代替の大きな環境変化の中で、
2013年(1〜12 月累計)の総出荷実績は、CIPA(一般社団法人カメラ
映像機器工業会)によると、前年比64%の6 千 280 万台となっています。
コンパクトデジカメが低調な中で、レンズ交換式デジカメ
(一眼レフデジカメ)は国内市場を中心に好調です。
ここまでは、スマホでは実現しない高画質を求めるユーザーを捉えた結果
として納得がいきます。
ところが富士フイルムの業績好調の一因としてインスタントカメラ「チェキ」
の販売好調も挙げられています。
レンズ交換式デジカメ程の高品質のアウトプットもなく、
スマホのような手軽さや使い勝手の良さもないアナログなインスタント
カメラが何故ヒットしているのでしょうか?
2012年12月の東洋経済ONLINEに開発責任者のインタビュー記事が
掲載されています。
http://k.d.combzmail.jp/t/8f9a/d0m956w0cnhmsy3wv3kXm
「チェキ」のメインユーザーは10代20代の若い女性ということですが、
インスタントフイルムカメラは今までにない新たなカテゴリーと認識され
ているようです。
以下引用部分
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ターゲットの若い女性は平成生まれで、フィルムカメラを知らない世代です。
そのため、まずは撮ってすぐその場で写真がプリントされる、チェキという
インスタントフイルムカメラがあると認知してもらうことを重視していま
す。雑誌やイベントなどを通じてプロモーションをしているのですが、
ターゲット層の若い女性はなかなかこれまでの家電量販店やカメラ専門店
には行くことが少ない。彼女たちが普段行くヴィレッジヴァンガードなどの
雑貨店やロフト、パルコといった店舗での販売にも力を入れています。
〜中略〜
撮った写真が液晶画面に映るのではなくて、モノとしてプリントされて出て
くることに驚きを感じているみたいです。当社のイギリス現地法人の社長が
息子にチェキを渡したら、「パパ、撮った写真が出てくるなんてすごいデジ
カメだね」と言っていたとか。
デジタルカメラとかフィルムカメラとかの違いというよりは、まったく新し
いカメラととらえられているようです。
チェキはプリントされた写真を友だちに渡したりしてコミュニケーション
が広がります。
このようなデジカメはほとんどないですから、これはチェキのオンリーワン
の存在価値だと思っています。
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銀塩カメラ、レンズ付きフイルム(写るんです)そしてデジカメと時代の
変遷を知っている、おじさん世代にとっては、時代に逆行していると感じて
しまいますが、10代20代のデジタルネイティブな世代にとっては
「新たなコミュニケーションツール」という位置づけのようです。
私などは最近デジカメで撮影した画像をプリントするのは専ら仕事用資料か
年に一度の年賀状くらいで、後はスマホやSNSに掲載して楽しむという使い方
です。
楽天リサーチの2013年4月に実施した調査「デジタルカメラ実態調査」に
よると、デジタルカメラで撮影した写真の利用方法として、
44%の人が「プリントして人に見せる/プレゼントする」と回答しています。
性年代別では
男性20代:34% 女性20代:50%
男性30代:32% 女性30代:54%
男性40代:40% 女性40代:40%
男性50代:48% 女性50代:52%
男性60代:52% 女性60代:42%
この結果から「チェキ」が若い女性に受容される土壌がある事が確認できます。
日常のコミュニケーションの中でプリントニーズが存在しており、
プリンタを介してプリントするという手間・プロセス
を削減するという価値が「チェキ」にはあるということです。
スマホやデジカメに保存されたデータとしての画像ではなく、プリントされ
たモノがコミュニケーション上のツールとして成り立っています。
リアルからバーチャルへ、モノからコトへといった大きな時代の変化が
ある中で、逆を行く商品価値ということです。
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データを活かした法人営業活動コラム 企業分析の進め方
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企業分析の出発点は、顧客企業の実績分析から始めます。
販売実績などについてトレンド分析を行い、顧客企業の実績の増減に
影響を与える要因を探索していきます。
そして実績をもたらした戦略の有効性を分析します。
戦略が有効に働いているのかをアニュアルレポートなどの2次データ
から見出していきます。
そうした分析を通して、戦略遂行におけるボトルネック(問題点)を
探索していきます。
ボトルネックから業務課題(やるべきこと)を考察していくのです。
続きは
http://k.d.combzmail.jp/t/8f9a/d0m966w0cnhmsy3wv3002
よりお読みください。
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■ 仮説思考と脳科学による潜在ニーズの抽出と活用セミナー
R&D支援センター主催
2014年11月20日(木曜日) 12:30〜16:30
http://k.d.combzmail.jp/t/8f9a/d0m976w0cnhmsy3wv3Hiw
女性脳、シニア脳など消費者の根源的な特性を仮説思考と脳科学の両面から
アプローチしていきます。
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■ 仮説提案営業セミナー
株式会社ディレンマ(リサリサ運営会社)
2014年12月2日(火曜日) 13:00〜17:00
http://k.d.combzmail.jp/t/8f9a/d0m986w0cnhmsy3wv3U4Q
仮説思考を活かした提案営業力強化を目的とした法人営業に携わる方
対象のセミナーです。
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■ 仮説提案営業の勧め! YouTubeアップしました。
http://k.d.combzmail.jp/t/8f9a/d0m996w0cnhmsy3wv3LEv
営業活動における仮説思考の重要性について語っています。
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☆ 問い合わせ:info@focusmarketing.co.jp
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(バックナンバー更新 2014年11月07日20時13分) |
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