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1人レジャー時代のベネフィットを考える / Weekly Focus第23号
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フォーカスマーケティングの蛭川速です。

ゴールデンウィークも早くも半ばに突入ということで
すでにゴールデンウィークを満喫している方も
多いのではないでしょうか。
通勤時間の電車の混雑の少なさが物語っています。

今回のWeekly Focusではレジャー、観光にフォーカス
してみました。

目次
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1.2次データを読み込む 【1人レジャー時代のベネフィットを考える】
2.今週の統計 【訪日外国人に対するUSPは?】
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1.2次データを読み込む
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「海水浴」離れから「1人レジャー時代」のベネフィットを考える
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ここ数日25度を超える日が続いています
夏を連想する日差しに海水浴をイメージしますが、
海水浴客数が減少していると日経新聞が報じています。

2014年4月28日付 日本経済新聞朝刊によると
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

日本生産性本部がまとめた「レジャー白書」によると
国内の海水浴客数は2012年に約990万人。
ピークだった1985年(約3790万人)と比べ、4分の1
に減った。
〜 中略 〜
レジャーの多様化の影響もある。
交流サイト(SNS)やカラオケ、ジョギングやマラソンを
始めた人も多い。

以上引用部分〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


レジャー白書を探索してみると
● 交流サイト(SNS) : 2510万人
● カラオケ : 3660万人
● ジョギングやマラソン : 2450万人
● ウォーキング : 3380万人
と記述されています。

どれも遠くへ出掛けることなく、1人でも楽しめる余暇の過ごし方
といえます。

特にジョギングやマラソン、ウォーキングなどは、
従来は健康のために必要に迫られて行っていたものと考えられますが
作今のデジタル機器の普及やアプリの進展によって、楽しいものに
変化しているのではないかと考えます。

デジタル音楽プレイヤーやスマホで音楽を聴きながら、ネットラジオ
やポッドキャストなどでお気に入りのタレントや番組を楽しむこと
ができます。

携帯音楽プレイヤーの普及率は21%、スマホは50%ですので
本来退屈なジョギングやウォーキングを楽しいものに代えている
人は多いかと推測します。

(平成24年末 総務省「平成24年通信利用動向調査」
http://k.d.combzmail.jp/t/8f9a/d0jsd1u08nv4upigddQfh


健康管理アプリも多様で、リストバンド式のパソコンやスマホ
と連動したものもあり、日々の記録を楽につけられ、
データの推移や達成感が動機づけに繋がります。
楽しみながらジョギングやウォーキングができる環境ができてきた
ということも背景にあると思います。

海水浴のように車や電車で時間をかけて、友人や仲間と出掛け
時間を共有する楽しさから、1人で充実した時間を過ごすこと
が価値軸として同レベルになってきているのではないかと思います。
SNSを使えば、どこにいても孤立感を味わうことがなく、
バーチャルの世界で友人と繋がることができます。

これまでのように、特定の場所へ“行くことが目的”となるのではなく
“行動した結果得られる意識や感情”に焦点を当てて
ベネフィットを構築していく必要があると考えます。
例えば、達成感や満足感、昂揚感など。。。

ディズニーリゾートの来客数が好調との報道をよく耳にしますが
ディズニーの世界観に満足するということと、スマホゲームで
バーチャルに体感する昂揚感を、同じ軸上で考える必要がある
のではないかと思います。



2.今週の統計 
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訪日外国人に対するUSPは?
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日本を訪れる外国人観光客が増加しています。

日本政府観光局(JNTO)によると震災後の2012年に前年比34ポイント増
の836万人、2013年には前年比24ポイント増の1036万人を記録しています。
http://k.d.combzmail.jp/t/8f9a/d0jse1u08nv4upigddEK2


ちなみに国別では2013年、日本を訪れた外国人観光客は

1位 : 韓国 246万人 (前年比20ポイント増)
2位 : 台湾 221万人 (前年比51ポイント増)
3位 : 中国 131万人 (前年比8ポイント減)
http://k.d.combzmail.jp/t/8f9a/d0jsf1u08nv4upigddsHH

アベノミクス成長戦略観光事業の効果が表れている結果といえる
のではないでしょうか。


日経リサーチによると、日本の消費者は

Q.日本の観光資源は魅力的 との問いに対して
魅力的 : 93%

と回答しています。

Q.その理由としては
1位 : 歴史・文化遺産が多い 78%
2位 : 自然景観 
3位 : 食事がおいしい

という順になっています。
以上日経リサーチHPより
http://k.d.combzmail.jp/t/8f9a/d0jsg1u08nv4upigddDAy



では外国人観光客は日本の魅力についてどのように感じているの
でしょうか
少し古いですがJNTOの実施した「JNTO訪日外客訪問地調査」
によると

Q.観光客が訪日前に期待した事(2010年全体)
1位 : 食事 63%
2位 : ショッピング 53%
3位 : 歴史的、伝統的な景観、旧跡 46%
http://k.d.combzmail.jp/t/8f9a/d0jsh1u08nv4upigddlJT

ASEANに限定されていますが、観光庁の実施した
「訪日外国人消費動向調査」平成26年3月によると

訪日外国人にとって「日本食をたべること」
が大きな魅力として捉えられているようです。
http://k.d.combzmail.jp/t/8f9a/d0jsi1u08nv4upigddSMo

ということで日本人が誇れる部分と外国人観光客では視点が
若干違うようです。

和食は世界に誇れるもので文化遺産として登録もされていますし
プロモーション展開も充分なされているかと思いますが
外国人観光客を迎える立場の日本人としての意識として
「和食」によりフォーカスを当てても良いのではないかと
考えます。




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仮説とアイデア発想は異なる
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マーケティング施策を立てる際に「仮説」は
重要な思考プロセスと言えるかと思います。
ですが「仮説」というと正解でなくても良いと
考えている方が多いようです。
確かに先(将来)のことは誰にもわかりません。
だからより尖った考えを仮説として設定して
斬新さを狙うという気持ちが分からなくはありません。

ただタイトルに示した通り、仮説≠アイデア発想
という認識を持つことが必要です。

アイデア発想であればだれも思いつかないような
奇抜なものを量産することは必要です。
それを突破口として連想が広がるからです。

仮説はそうではなく、アイデア発想の前提となる
「状況」と捉えるべきと考えています。

例えば画期的な新商品の事例として有名な
ウォークマンという概念はアイデアの賜物です。
仮説は、「思いラジカセを肩にかついで屋外でいる
若者が一定数存在し、屋外で音楽を楽しみたいと
考えている人が潜在的にいる」というものです。

だから仮説は事実に根差したものでなければ
意味がないと考えています。

書籍「マーケティングに役立つ統計の読み方」
http://k.d.combzmail.jp/t/8f9a/d0jsj1u08nv4upigddiFj



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2014年5月15日 (木)10時〜17時
データ根拠のあるマーケティング仮説の立て方
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多変量解析など難解な統計手法を使わずに定量データを読み込むノウハウを
レクチャーいたします。
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(バックナンバー更新 2014年05月02日13時48分)
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