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Weekly Focus 第11号/差別化戦略を考える

  発行日:2014年02月07日

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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 差別化戦略を考える / Weekly Focus 第11号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

フォーカスマーケティングの蛭川速です。

2月に入りトヨタや日立、JTなど製造業各社が最高益を出したという
ニュースが聞かれます。日経新聞によると、製造業全体約900社の
14年3月期通期の見通しとして、売上高は前期比11%増、
経常利益は44%増で、135社が経常利益で今期に最高益を見込む。
とのことです。これまでの経営合理化施策が実を結んだことと円安
効果にあるとしています。
環境変化に的確に対応することのできる日本企業の地力の強さを
感じます。このままの好調を続けてほしいものです。


***********************************************************************
目次
1.マーケティング戦略研究 【Bodiesの差別化戦略】
2.注目の統計データ 【2014年、今年こそ見直したいもの調査】
***********************************************************************



1.マーケティング戦略研究
-----------------------------------------------------------------------------
Bodiesの差別化戦略
-----------------------------------------------------------------------------

皆さんは Bodiesという会社をご存知ですか。
私も昨日の朝(2月6日)、事務所のポスティングチラシで
はじめて知ったのですが、
女性専用のフィットネスクラブ「カーブス」と同様のサーキット
トレーニングを提供する会社です。
HPを見ると、親会社がABC Cooking Studio の会社で
全国に25店舗展開しており、2005年に設立されています。


何の気なしにチラシを眺めてみると、サーキットトレーニングの他に
ゲルマニウム温浴やヨガレッスン、ランニングクラブなどがありました。
先発のカーブスとの差別化を図っているようです。


ちなみにカーブスは2005年10月から日本で展開しはじめ、
2012年には、全国で1,200店舗以上、51万人以上の会員登録が
ある企業です。サーキットトレーニング1本に絞ったシンプルで分かり
易いサービス構成となっています。


元々女性専用とすることで、着替えや男性の視線を気にしなくても
良いなどのフィットネスクラブの面倒なことを極力取り除き成長して
きたサービスです。


中高年女性からの圧倒的な支持を受けて企業成長を伸ばし続けて
きています。
会員の年齢構成比は50代60代がともに30%ずつで、50代以上
合計で70%を占めています。

http://www.curves.co.jp/consistency/everyone/


このBodiesからみたら巨大な競合企業に対して優位性を得るには、
どのような方策が考えられるでしょうか。


BodiesのHPを見るとモデルには若い女性(20代30代)が使われ
ています。
恐らくABCスタジオ会員の年齢構成も20代30代女性と推察できます。
グループ会社間での顧客価値の相互活用と考えられます。


対するカーブスはHPのトップページから明らかに中高年シニア層、
実際の会員の方と思われる方のライブ感ある写真が目に飛び込ん
できます。


設立は両社ともに2005年ですのでターゲット設定と提供価値の違い
によって大きく差が出てしまったと言えます。
(カーブスはフランチャイズ展開ですので純粋な事業比較はできませんが)


子供や家族の世話から解放されて生活時間にゆとりのあるシニア層
の「健康でありたいニーズ」を上手く取り込んだカーブスと比較すると
Bodiesの業績は少し物足りません。


国民健康栄養調査によると、運動習慣のある人の比率は、
女性20代14%、30代14%と比較すると、50代25%、
60代40%とシニア層の運動習慣比率が圧倒的に高い結果が出ています。

http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/0000032813.pdf


BodiesのロゴにはSPORTS & RELAX と謳っています。
このコンセプトに則り、20代30代の女性の生活スタイルや、ニーズ
に合致した特徴を打ち出すことが求められます。
カーブスと同様のサービス構成ではなく、20代30代女性に関心の
高い美容に着目したサービス展開をするべきと考えます。


この層のニーズは健康よりも美容が高く、シニア女性がやっている
サーキットトレーニングと同じことをやるのに納得感が得られない
のかもしれません。
(私がやることではない。サーキットトレーニングは母の年代がやること・・・)


美容のためのダイエットは健康のためのダイエットとは違うという
メッセージを中核として20代30代のニーズを掴んでいく方向性が
良いのではないでしょうか。


ティップネスやメガロスなどの大手フィットネスクラブによる
24時間営業の小型フィットネスへの期待が高まっている事も需要の
大きさを物語っていると思われます。
小型フィットネスとは従来の10分の1の広さで、料金は3割ほど安く
会社帰りに短時間で運動できるため30代の男女を中心に
利用が広がっています。


こうした20代30代のスポーツに対するニーズと女性専用というターゲット
設定を存分に生かした施策展開が有効と考えます。




2.注目の統計データ
-----------------------------------------------------------------------------
2014年、今年こそ見直したいものに関する調査
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ライフネット生命が20〜59歳の男女を対象に、「2014年、今年こそ
見直したいものに関する調査」をモバイルリサーチで実施、1,000名
の有効回答を集計しました。


消費税が8%になる今年、月にどれくらい節約したいか

9,999円以下が全体の45%
10,000円〜19,999円が37%
平均10,076円と集計されました。


世帯当たり可処分所得(平成24年家計調査)は383,851 円ですので、
3%相当分は11,515円となり、感覚的に近しい数字となっています。


次に見直しの対象として
消費税増税までに見直して節約できると思うもの

「外食・飲み会費」が69%でもっとも高く、続いて「旅行などの娯楽費」
が47%、「家庭の食費」46%という結果でした。

まずは日常生活のなかで、生活をする上で必須でない、特別な支出
から節約しようということのようです。
外食産業が好調な中で、消費税増税をどう乗り切っていくか注目すべき
ポイントです。


もし毎月のお小遣いを見直せるなら今よりいくら欲しいか

「現状維持でいい」は36%、対して、「今よりも増やしたい」は61%
となりました。金額は、「1万円以下でも増えれば嬉しい」が31%で最多
となっています。

http://www.lifenet-seimei.co.jp/newsrelease/2014/5233.html


増税による節約の中で 消費 と考えると、厳しい現実が垣間見れます。

新生銀行の実施する「2013 年サラリーマンのお小遣い調査」によると
2013年の平均お小遣いは月額38,457円(前年比1,299 円減少)
でバブル崩壊後ワースト更新。調査開始以来、過去2番目に低い金額
だそうです。

一回の飲み代は前年比614円上昇の3,474 円だが、回数が減少
しており、1ヵ月の飲み代7,689円は1999年の調査開始以来、
昨年に続き過去2番目に低い金額 だそうです。

http://www.shinseibank.com/cfsg/questionnaire/archive/pdf/2013/2013_report.pdf

新聞やTVではデフレを解消したと報道されていることも、耳にする
ようになりましたが
こういった調査結果を読むと、低価格商品に対するニーズが根強く
あることが推察できます。

スパイラルに巻き込まれないように需要創造が求められると考えます。

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最後までお読みいただきありがとうございます。


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マーケティングリサーチを最大限活用するために
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マーケターにとってリサーチは必須のツールです。

リサーチ専門の方だけでなく、マーケターにとっても、リサーチ
の結果が何を意味しているのかが分からなければ、その効果は
半減してしまいます。

またコストをかけてリサーチする前に市場の状況を整理して
仮説を設定することをしなければ、リサーチ結果から得られるもの
は多くありません。

リサーチする前には仮説を立てる、そして仮説を検証すること
で多くの知見を得ることができる、と考えています。

仮説は定量的な事実をベースにしていることがポイントである
と考えています。

その辺りについて、書籍「マーケティングに役立つ統計の読み方」
で解説しています。
ご興味ある方は是非ご購入を!

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%81%AB%E5%BD%B9%E7%AB%8B%E3%81%A4%E7%B5%B1%E8%A8%88%E3%81%AE%E8%AA%AD%E3%81%BF%E6%96%B9-%E8%9B%AD%E5%B7%9D-%E9%80%9F/dp/4820748505/ref=wl_it_dp_o_pC_nS_nC?ie=UTF8&colid=25FPJ2WEWHYBA&coliid=I3TIG5X6OXPAGC


*このメールマガジンは、フォーカスマーケティングの蛭川速、
小出浩、桐畑慎司の3名が、これまでに名刺交換をさせて
いただいた方々、3名が講師を務めたセミナーにご参加
いただいた方々、ホームページで資料請求いただいた方々に、
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☆ 発行責任者:蛭川速
☆ 問い合わせ:info@focusmarketing.co.jp
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(バックナンバー更新 2014年02月07日11時52分)
(バックナンバー更新 2014年02月07日11時53分)