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■バブル世代のライフスタイル/Weekly Focus 第8号
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フォーカスマーケティングの蛭川速です。
先週Weekly発行を目指すとお話ししました。
何とか2014年2回目の発行をすることができました。
習慣化するまで頑張ろうと思います。

*このメールマガジンは、フォーカスマーケティングの蛭川速、
小出浩、桐畑慎司の3名が、これまでに名刺交換をさせて
いただいた方々、3名が講師を務めたセミナーにご参加
いただいた方々、ホームページで資料請求いただいた方々に、
1週間に1回程度お送りしています。

Weekly Focusでは、1週間の中での、マーケティングトピックスや
注目の統計データ、マーケティングコラムについて
フォーカスマーケティング独自の切り口で取り上げています。

ご迷惑な方は、お手数ですが以下URLより解除お願い致します。
http://k.d.combzmail.jp/t/8f9a/d050xos06nv46c7xo5UPy

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目次
1.マーケティングトピックス【プレミアムビール市場を考える】
2.注目の統計データ【バブル世代のライフスタイル】
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1.マーケティングトピックス
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プレミアムビール市場を考える
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キリンビールは2014年1月10日、6月に主力の「一番搾り」ブランドで
高級版を投入し、高級ビール市場に本格参入すると発表した。
ビール離れが進む中で、高級ビールは価格が高くとも味にこだわる
消費者の「プチぜいたく」志向を取り込み伸びている。
アサヒビールも「スーパードライ」の高級版「スーパードライドライ
プレミアム」を通年販売する計画。
業界推計では、13年の高級ビールの出荷量は前年比7%増の2900万
ケースで、14年はさらに伸びる見通し。背景にあるのは「プチぜい
たく」と「メリハリ消費」だ。
日本の1人当たりビール消費量は12年に年間43.5リットルで、07年
と比べ1割減った。
一方でハレの日や自宅でゆっくり楽しむ場合は量より質を求める傾向
が強まり、高価格の輸入ビールも人気が高まる。

(2014年1月11日日経新聞朝刊を編集)

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高級ビールという言い回しに若干の違和感がありますが、ヱビス
ビールやプレミアムモルツなどのプレミアムビールですね。

確かに私も普段は第三のビールや普通のビールを飲むことが多い
ですが、子供の誕生日や少し良いことがあった時などにかこつけて
プレミアムビールを飲むことがあります。
私などはあまり特定ブランドにこだわりがない顧客ですので、プレ
モルとヱビス以外に選択肢が広がり喜ばしいことだと感じますが、

業界全体としては、どのような効果があるのでしょうか。

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新商品が増えるので、市場が縮小することはないとして、以下2つの
展開が考えられます。

 1.プレミアム市場が拡大し、ビール消費量が増加する
 2.ビールや第三のビール、発泡酒からのシフトが起きるが、
   ビール消費量全体は変わらない

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1はどうでしょうか?ビール消費量が増加するには、

(1)ビールを飲む人が増える、
(2)飲んでいる人の頻度が高まる、

   のどちらかであると思います。

プレミアムビールの商品特性として、コクのある飲みごたえが共通
するところであるとすると、これまでビールを飲んでいなかった人
が、プレミアムビールのラインナップが増えたことによって、
ビールを飲みだすとは考えづらいと思います。

(2)も好景気で飲酒頻度は高まるかもしれませんが、プレミアム
が飲みたいがために飲酒量が増えるとは考えにくいと思います。

ただこれまで酎ハイやハイボールを飲んでいた人達のビール回帰の
効果はあるかもしれません。ただ飲む立場としては、ビールと
ハイボールは別物であり、プレミアムビールの種類が増えても、
その比率は変わらないような気がします。

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となると1の仮説の確率は低いように思います。


2はあり得る話です。これまでビールや発泡酒、第三ビールを
飲んでいた人が、お気に入りのブランドでエクステンションされた
プレミアムが出れば、買ってみようかと思いそうです。いつもは
「スーパードライ」ハレの日は「ヱビスビール」という人は
「スーパードライ ドライプレミアム」に移行する確率は高いと
思われます。

そう考えるとヱビスビールとプレミアムモルツに独占されていた
プレミアムに参入する意味合いが見えてくる気がします。

他社に流出するのを食い止めるために、同一ブランドの上位商品
でプレミアム市場に参入し、客単価上昇を目論むということでは
ないでしょうか。


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2.注目の統計データ

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バブル世代のライフスタイル
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JTB総合研究所は2014年1月10日、「バブル世代のライフ
スタイルと旅行消費に関する調査」を発表しました。
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1959年〜1970年生まれの男女1651人にインターネットアンケート
調査を実施しました。実施期間は2013年11月13日〜18日です。
この中から気になった調査結果について記述してみます。


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買い物の情報源は、紙媒体とインターネットを使い分け
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男女とも「新聞の折込チラシ」が最も高く、男性45%、女性50%。

男性は次に「インターネット」が34%、「家族や友人のクチコミ」が
30%となっています。

女性は2位に「家族や友人のクチコミ」が50%、3位に「通販会社の
カタログ」35%がきて、4位でようやく「インターネット」32%
となります。

性差によるところもあるかと思いますが、男性は買い物の話やカタログ
などを見るよりも能動的にネットで検索するという購買行動があると
考えられます。
女性は買い物自体を楽しむことがあるため、カタログやクチコミと
いった情報源があるのだと思います。
折込チラシは受動的で、日頃の習慣として定着しているものと考えられ
ます。
かく言うバブル世代の私も休日前夜はユニクロや家電量販店、自動車
ディーラーなどのチラシを見て楽しんでいます。

こういった効果のある、アナログ的な媒体が上位に入っているのに
どこか安心してしまうのは私だけでしょうか。
ただ感覚的な話ですが、こうした情報収集をとる世代は、この世代
が最後のように思います。

世代の特徴を捉えた興味深いデータであると思います。

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今後5年ぐらいの間にお金をかけたいことは、旅行47%
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旅行に次いで多いのが「貯金」37%、「子供や孫の教育」37%、
「健康維持」28%と続きます。旅行は別として、自分のための
投資が意外と少ないと感じました。例えば「語学」は9%、
「仕事上のスキルアップ」は3%に過ぎません。
もう新たなスキルは不要である。と感じているのであると少し
寂しい感じがします。

更に「家具や電化製品」は17%、「新築リフォーム」は15%、
「服飾、ファッション」は13%しかありません。既にモノが
充実していることなのかもしれません。旅行以外の消費欲が
意外と低いと感じました。

残念ながら他の世代との比較はされていないので、世代の特徴
かどうか、今後探索していきたいと思います。

http://k.d.combzmail.jp/t/8f9a/d050yos06nv46c7xo5u0q

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最後までお読みいただきありがとうございます。


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☆ 発行責任者:蛭川速
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(バックナンバー更新 2014年01月17日09時28分)