バックナンバー

  ミシマ社メルマガ http://www.mishimasha.com

□ 最新号

  森田真生さん京都ブックトーク ...

□ このメールマガジンを読者登録
   しませんか?

 
メールアドレス

お 名 前

ひとこと欄


解除方法は届いたメルマガ内をご覧下さい
CombzMail コンビーズメールを使って、
メルマガ配信しています。

□ このメールマガジンをRSSリーダーに
   登録しませんか? 
RSSリーダーとは?

     

□ これまでの発行号

  森田真生さん京都ブックトーク...
第323号 『モヤモヤの正体...
ミシマ社メルマガ第322号 ...
ミシマ社メルマガ第321号 ...
ミシマ社メルマガ第320号 ...
ミシマ社メルマガ第319号 ...
ミシマ社メルマガ第 318号...
ミシマ社メルマガ第317号 ...
ミシマ社メルマガ第 316号...
ミシマ社メルマガ第315号 ...
ミシマ社メルマガ第314号 ...
ミシマ社メルマガ第313号 ...
ミシマ社メルマガ第 312号...
ミシマ社メルマガ第311号 ...
ミシマ社メルマガ第 310号...
ミシマ社メルマガ第 309号...
ミシマ社メルマガ第308号 ...
ミシマ社メルマガ第307号 ...
ミシマ社メルマガ第306号 ...
ミシマ社メルマガ第305号 ...
ミシマ社メルマガ第304号 ...
ミシマ社メルマガ第304号 ...
ミシマ社メルマガ第302号 ...
ミシマ社メルマガ第301号 ...
ミシマ社メルマガ第300号 ...
ミシマ社メルマガ第299号 ...
ミシマ社メルマガ第298号 ...
ミシマ社メルマガ第297号 ...

他のバックナンバー

ミシマ社メルマガ第314号 『ランベルマイユコーヒー店』原画展(福岡)のお知らせ

  発行日:2019年09月13日

このバックナンバーをメールで受け取る
メールアドレスを入力してください。

ここで入力したメールアドレスは
このバックナンバーを送信するためだけに利用され
メールマガジンの読者登録などは行われません。
ミシマ社メルマガ第314号 『ランベルマイユコーヒー店』原画展(福岡)のお知らせ
自由が丘と京都の出版社 http://www.mishimasha.com
ミシマ社のウェブ雑誌「みんなのミシマガジン」http://www.mishimaga.com
━━━━━━━━━━━━━━━━━
こんにちは。自由が丘オフィスのイケハタです。
先日、東京での『ランベルマイユコーヒー店』原画展の最終日にnakabanさん、甲斐みのりさん、横須賀拓さんのギャラリートークがありました。オクノ修さんへの憧れや思いがあふれるお話を聞いているうち、「(オクノさんがマスターを務める老舗喫茶店)六曜社へ行きたい!」という気持ちがどんどん強まってまいりました。あー、京都へ行きたい! 
東京での展示を終え、実はなんと本日から福岡へ巡回して展示がスタート。
本当にすてきな原画、ぜひ九州のみなさまにご覧いただきたいです! 
━━━━━━━━━━━━━━━━━
オクノ修・詩/nakaban・絵『ランベルマイユコーヒー店』(ミシマ社)刊行記念
『ランベルマイユコーヒー店』原画展

【場所】ブックスキューブリック箱崎店 2Fギャラリー
【会期】第1期:2019年9月13日(金)- 9月29日(日)
    第2期:2019年10月8日(火)- 10月20日(日)


■内容
コーヒーとともに日々を刻む、すべての人たちへ。京都の老舗喫茶店「六曜社」のマスター、オクノ修さんの名曲に触発され、画家のnakabanさんが10年以上温め続けた絵本『ランベルマイユコーヒー店』がついに誕生。その刊行を記念して、nakabanさんによる本作の原画を展示いたします。

*六曜社・かもがわカフェ・誠光社が共同企画して作られた「ランベルマイユブレンド」も限定販売します。

■会場アクセス
福岡市東区箱崎1丁目5-14ベルニード箱崎2F
TEL 092-645-0630
JR箱崎駅西口から徒歩1分

■営業時間
11:00 - 17:00
定休日:毎週月曜日(※祝日の場合営業)

■作品紹介:
ちいさいミシマ社
『ランベルマイユコーヒー店』
オクノ修・詩/nakaban・絵
価格 2,200円+税
判型 B5判変形並製
ページ数 32ページ
装丁 横須賀拓
発刊日 2019年7月20日
https://mishimasha.com/little-mishimasha/books/978-4-909394-23-1-C0795/

●nakabanさんより、本書に寄せて。
オクノさんと「ランベルマイユコーヒー店」のこと

今からもう20年近く前だろうか。僕が絵を描くことを仕事にしようと思い始めたころ、世の中はカフェブームだった。たんに美味しいコーヒーの時間を愉しむということだけでなく、カフェ店主の人物像にも関心が持たれ始めていた。

京都の六曜社でコーヒーをドリップするオクノ修さんは、そんなカフェブームを牽引する多くの若きコーヒー店主から尊敬されていたひとだった。コーヒー豆をひとり小屋で焙煎し、そして六曜社のカウンターに立ちドリップする。そんな静かな毎日の中で職人として在るひととして。もちろんそのような巷のカフェブームなどというものからも一歩距離を置いて。

今でこそ、静けさのかたわらで職人的な仕事に従く若いひとも多いと思うけれど、そのころ、そのような世界を夢見るひとにとってのお手本になるひとはとても少なかったと思う。何かの雑誌でオクノさんのことを知った僕は、自分の目指す絵の仕事もそのようにできたらいいのに、と強く憧れた。美術の世界ではなく他の分野にそのような「先輩」がいるということに気づいて嬉しくもあった。

オクノさんはシンガーソングライターでもある。僕は音楽が好きで、その頃からとくに好きだった「オフノート」という音楽レーベルを主宰する神谷一義さんに会いに行ったとき(当時、僕は尊敬するひとに勇気をふりしぼって会いにいっていた)、神谷さんはオクノさんの歌の素晴らしさをとつとつと語っておられた。そして別れしなに「オフノート」から発売されているオクノさんのCDをいただいた。聴いてみるとギターと歌のみのシンプルなアルバムだった。オクノさんははっきりと歌うので「詩」が耳からすっと入ってくる。仕事や日常での哲学的な気づき、恋愛や寂しさのこと、アイルランドの歌。けれどもそれらの歌はけして重くなく、あえてこう表現するけれども、とても洒脱に響いていて、それはもう、はっきりとオクノさんというひとにしかできない音楽なのだった。

コーヒーのことを直接歌った歌は意外にも少ない。それを簡単に歌にしないことでオクノさんはどこかコーヒーの秘密を守っているようなところがあるように思ってしまう。そんな中、「ランベルマイユコーヒー店」は、オクノさんの数少ないコーヒーの歌だ。ランベルマイユというオクノさんの心の中の街の、コーヒーの香る朝の風景を歌っている。短いけれどその歌はとても印象深くて、その街もそのコーヒー店もどこかに本当に存在しているように思えてしまう。そう思うのは僕だけではないらしく、オクノさんを知る誰もがその歌について語るとき、ほんの少し夢見がちな遠い目になるのだった。うまく言えないけれど、「そういうこと」ってすごくいいなと思う。そしてこの世界には「そういうこと」が少し足りないなとも思う。オクノさんのコンサートの会場に行くといらっしゃる神谷さん、今回この本のデザインをしてくださった横須賀拓さん(オクノさんの深い理解者でもある)、そしてオクノさんご本人に言い続けた。「あの歌を絵本にしたいです」。

長い人生のうちで一日の始まりがつらい日も多い。でも一杯のコーヒーのその香りに包まれているうちに、いつの間にかそのつらさから救われてしまっている、ということはないだろうか。僕にはある。それに、どこかで同じようにコーヒーをすすっているひとがいると想像すれば、不思議と呼吸は深くゆっくりになる。きっとこの歌は、そのようなことを歌っている。オクノさんは謙遜するに決まっているけれど、世界中のかけがえのない朝に贈る、これはとても大切な歌なのだ。

絵本版の「ランベルマイユコーヒー店」はそのようなことを思いながら制作しました。
だれかの朝からだれかの朝への贈り物になったら嬉しいです。

2019年6月 nakaban

■作家紹介:
nakaban(なかばん)
1974年生まれ。画家。広島市在住。絵画を中心にイラストレーション、文章、絵本、映像作品を発表している。新潮社『とんぼの本』や本屋『Title』のロゴマークを制作。著書に『よるのむこう』(白泉社)、『ぼくとたいようのふね』(ビーエル出版)、『窓から見える世界の風』(福島あずさ著、創元社)『ことばの生まれる景色』(辻山良雄との共著、ナナロク社)ほか。珈琲片手の時間が大好きである。


☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 
ウェブ雑誌「みんなのミシマガジン」は、 
ご一緒に運営してくださるサポーターを募集しています! 
http://www.mishimaga.com/supporter/ 
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 
イベント、新刊情報など更新中! 
Facebook https://www.facebook.com/mishimasha 
Twitter https://twitter.com/mishimasha 
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 
みなさまにお会いできるのを楽しみにしております。 

株式会社ミシマ社 
〒152-0035  
目黒区自由が丘2-6-13(自由が丘オフィス) 
〒602-0861 
京都市上京区新烏丸頭町164-3(京都オフィス)