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【がんばれスポーツショップ】中国古典の言葉に学ぶ

  発行日:2019年08月28日

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  がんばれスポーツショップ。業績向上、100のツボ!


     2019年8月28日発行         第653号

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●今日のテーマ:中国古典の言葉に学ぶ


こんにちは。

ワン・トゥー・ワンコンサルティングの梅本泰則です。
http://www.121con.jp/

当メールマガジン、

「がんばれスポーツショップ。業績向上、100のツボ」は、

スポーツショップの皆様の業績が、より向上することを願って

書かれたものです。

きっとこのメルマガの中には、あなたのお店がかかえている

問題を解決するヒントが隠されていると思います。

どうか気楽にお読みください。

----------------------------------------------------
 スポーツ店専門コンサルタントのページはこちら
   http://www.121con.jp/
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ここのところ、硬いテーマが続きました。

そこで閑話休題です。

ご存知かもしれませんが、

私は中国古典に出てくる言葉が好きです。

第531号でも中国古典からの言葉を

6つ紹介しました。

今回はその第二弾です。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■      中国古典の言葉に学ぶ       ■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


1.経営に関する言葉



まず、経営につながるような言葉を二つ紹介します。


● 大道は多岐なるを以(もっ)て羊を亡(うしな)う


 「朝三暮四」や「疑心暗鬼」の出典ともなった、

 中国春秋戦国時代の道教思想「列子」にある言葉です。

 大きな道には分岐点が多いので、羊の姿を見失ってしまう、

 という意味です。

 「多岐亡羊」とか「亡羊の嘆」という言葉のもとにも

 なっています。

 つまり、人生には分かれ道がたくさんあるので、

 ついつい目標とは違うところに迷い込んでしまう。

 気をつけよう、という戒めを説いています。

 経営も同じですね。

 事業の調子が悪くなって、対策を打つ必要があるとき、

 さまざまな選択肢があります。

 その時に重要なのが「目標」です。

 どんな企業になりたいのか、どんな役目を果たしたいのか

 という「目標」が明確ならば方向を迷うことはありません。


●険を見て能(よ)く止(とど)まるは知なるかな


 孔子が儒教の教科書とした書のうちの一つ

 「易経」にある言葉です。

 三千五百年前に出来たといわれます。

 この言葉の意味は、

 「危険を察知したら進むのを見合わせて立ち止まる、

 それが知者である」ということです。

 また、「知者」とは、物知りのことではなく、

 適切な判断の出来る人をさします。

 以前に起きた三菱自動車のデータ不正問題も、

 「止まら」なかったことが原因です。

 データの不正が表に出れば、当然会社に危険が及びます。

 データの不正を止められなかったのは、

 本当の意味での勇気が足りなかったからでしょう。

 企業に「知者」がいなかった、ということです。



2.経営者に関する言葉



次は、経営者の心構えに関する言葉です。


●流水の清濁はその源に在り


 唐の時代の政治論「貞観政要」にある太宗の言葉です。

 「君主がでたらめなことをしているのに、

 臣下にまっとうなことを期待するのは、

 ちょうど濁った源をそのままにしておいて、

 流水の澄むことを望むようなものだ」と、

 政治のリーダーや経営者の心構えを説いています。

 かつてカルロス・ゴーン氏が日産を立て直して

 V字回復させましたが、このころのゴーン氏は

 「澄んだ源」であったからでしょう。

 シャープが鴻海に買収されて立ち直ったのも、

 その経営トップの姿勢によって、

 濁った水が清流になったということなのかもしれません。


●人に接しては則(すなわ)ち渾(すべ)てこれ一団の和気


 宋の時代に書かれた朱子学の入門書

 「近思録」にある言葉です。

 私の周りには温かさを感じさせる人物が多くいます。

 それが「和気」です。

 ここでは、人には温かさをもって接しなさい、

 ということを説いています。

 その方が圧倒的に人に好かれるからです。

 そして「和気」ある人には人が寄ってきます。

 ですから、経営者はいつも難しい顔ばかりをしていては

 ダメだということです。

 私自身を振り返ってみて、おおいに反省させられますね。

 しかし、少なくとも周りに「和気」を持った人がいることは

 幸いです。

 彼らと一緒にいれば、

 多少の影響を受けることができるでしょうから。



3.経営戦略に関する言葉



最後は、経営戦略に関するものです。

代表的な戦略書「孫子」からも一つ抜き出しておきました。


●善(よ)く戦う者は、これを勢に求めて人に責(もと)めず


 ご存知「孫子」からです。

 孫子の兵法は、本当に経営者に参考になることばが

 たくさんあります。

 この言葉もその一つで、組織の動かし方についてです。

 意味は「一人一人の能力や働きに、過度の期待をかけないで、

 組織全体の勢いを重視するのが良い戦い方だ」

 ということです。

 もちろん、企業にとって

 社員一人一人の能力が高いことは良いことですが、

 それよりも組織全体が同じ方向に向かっていく方が

 経営はうまくいく、と言っているのではないでしょうか。

 そのために経営者やリーダーは力を使うべきだとも

 言っているのでしょう。

 中小企業の経営者は、時に人材不足を嘆きます。

 しかし、中小企業には

 思った人材が集まるわけではありません。

 ですから、

 経営者はしっかりと組織の方向を指し示すことです。

 全社一丸となって動くことこそ求められています。

 組織が小さいからこそ、それが出来やすいのです。

 そこから優秀な人材も育っていきます。

 そんなことを教えられる言葉ですね。


●天下意の如くならざるもの恒に十に七八に居る


 そうなんです。

 この気持ちはよくわかります。

 思いどおりにならないことはしょっちゅうあります。

 この言葉は、

 中国晋代(265〜316年)の羊枯(ようこ)という名将が、

 呉の国を攻めるときに言ったものです。

 なかなか作戦がうまくいかなかったのでしょうね。

 私も子供のころから、

 親に「何でも思いどおりになるものではない!」と、

 よく叱られました。

 とはいえ、思いどおりになって欲しいと思うのも人情です。

 そこで、成功の法則のような本も読みあさりました。

 それで一時的にはうまくいくことはありますが、

 やはりうまくいかないことの方が圧倒的に多いです。

 ですから、思いどおりに行かないときには、

 この言葉をかみしめることにしています。

 あなたはいかがでしょうか?



以上、中国古典から6つの言葉をご紹介しました。

どれか心に止まった言葉はあったでしょうか。

また折を見て第三弾をご紹介します。







■今日のツボ■


・経営にはいくつもの分岐点があるが、立ち止まることも必要。

・経営がうまく行くかどうかは経営者の心と姿勢にある。

・個人ではなく組織全体で戦略を実行することが重要だが、

 思い通りにいかないこともあると心得る。





■編集後記■


いかがでしたか?

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


世の経営者や政治家には、

中国の古典に通じている人も多いです。

何百年、何千年と読み継がれてきた書物からは

現代にも通じることを教えられます。






東京五輪を一年後に控え、

いよいよ代表選考レースが活発になってきました。

この先多くのドラマが待っているはずです。

勝負のことは別にして、

選手の人たちには怪我をして欲しくありません。

怪我で試合に出られなくなるのは残念です。

万全な状態でレースを戦えることを願っています。







意見、ご感想がありましたら、121con@mbr.nifty.comまで
ご連絡ください。

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【発行元】 ワン・トゥー・ワンコンサルティング
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